備前市議会 > 2018-09-14 >
09月14日-04号

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  1. 備前市議会 2018-09-14
    09月14日-04号


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    平成30年 9月第5回定例会              第 5 回 定 例 会 会 議 録 (第4号)会議開閉日時   平成30年9月14日  午前9時30分 開議    午後3時38分 散会会議の場所    備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  森 本 洋 子      5番  石 原 和 人      6番  西 上 徳 一  7番  沖 田   護      8番  星 野 和 也      9番  守 井 秀 龍  10番  尾 川 直 行      11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊  13番  川 崎 輝 通      14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫  16番  立 川   茂欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     田 原 隆 雄  副市長    高 橋 昌 弘  教育長    奥 田 泰 彦  病院事業管理者荻 野 健 次  市長公室長  高 山 豊 彰  総務部長   佐 藤 行 弘  市民生活部長 今 脇 誠 司  保健福祉部長兼福祉事務所長   産業部長   平 田 惣己治                         山 本 光 男  建設部長   藤 森   亨  日生総合支所長大 道 健 一  吉永総合支所長金 藤 康 樹  教育部長   川 口 貴 大  病院総括事務長金 井 和 字  代表監査委員 大 森 浩 二  監査委員事務局長         江 口 智 行職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   草 加 成 章  事務局次長  入 江 章 行  議事係長   石 村 享 平  議事係主事  楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・13番 川崎輝通議員  ・14番 中西裕康議員  ・7番 沖田 護議員通告事項(一般質問通告表のとおり)  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;  ;──2議案等質疑 議案委員会付託 ・付託案件表のとおり  報告第11号を除く議案第65号 平成30年度備前市一般会計補正予算(第3号)予算決算審査付託議案第66号 平成30年度備前市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)厚生文教付託議案第67号 平成30年度備前市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)厚生文教付託議案第68号 平成30年度備前市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)厚生文教付託議案第69号 平成30年度備前市水道事業会計補正予算(第1号)総務産業付託議案第70号 平成30年度備前市下水道事業会計補正予算(第1号)総務産業付託議案第71号 平成30年度備前市病院事業会計補正予算(第1号)厚生文教付託議案第72号 備前市防災行政無線・農村情報連絡施設設置条例の一部を改正する条例の制定について総務産業付託議案第73号 備前市地方活力向上地域特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について総務産業付託議案第74号 備前市地域福祉基金条例の一部を改正する条例の制定について厚生文教付託議案第75号 備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定について厚生文教付託議案第76号 備前市立備前焼ミュージアム設置条例の一部を改正する条例の制定について厚生文教付託議案第77号 備前市生活環境と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について総務産業付託議案第78号 平成29年度備前市一般会計歳入歳出決算の認定について予算決算審査付託議案第79号 平成29年度備前市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について厚生文教付託議案第80号 平成29年度備前市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について総務産業付託議案第81号 平成29年度備前市三石財産区管理事業特別会計歳入歳出決算の認定について総務産業付託議案第82号 平成29年度備前市三国地区財産区管理事業特別会計歳入歳出決算の認定について総務産業付託議案第83号 平成29年度備前市浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について総務産業付託議案第84号 平成29年度備前市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について厚生文教付託議案第85号 平成29年度備前市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について厚生文教付託議案第86号 平成29年度備前市飲料水供給事業特別会計歳入歳出決算の認定について総務産業付託議案第87号 平成29年度備前市宅地造成分譲事業特別会計歳入歳出決算の認定について総務産業付託議案第88号 平成29年度備前市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について総務産業付託議案第89号 平成29年度備前市企業用地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について総務産業付託議案第90号 平成29年度備前市水道事業会計決算の認定について総務産業付託議案第91号 平成29年度備前市下水道事業会計決算の認定について総務産業付託議案第92号 平成29年度備前市病院事業会計決算の認定について厚生文教付託議案第93号 備前市過疎地域自立促進計画の一部変更について総務産業付託議案第94号 字の区域及び名称の変更について総務産業付託議案第95号 伊部地区幼保一体型施設整備工事の請負契約の変更について厚生文教付託報告第11号 平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について説明備監第14号 平成29年度備前市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書について──備監第15号 平成29年度備前市公営企業会計決算審査意見書について──3請願上程(紹介) 請願委員会付託 ・請願文書表のとおり請願第2号 有害鳥獣駆除活動についての請願総務産業付託一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者1213番 川崎輝通1 子育て支援について市長 (再質問あり)2 若者定住・転入対策について市長 (再質問あり)3 新規の一次産業振興策について市長 (再質問あり)4 赤穂市と上郡町の産廃場計画について市長 市民生活部長 (再質問あり)1314番 中西裕康1 高い国保税の引き下げはなぜできないのか市長 保健福祉部長 (再質問あり)2 下水道事業について市長
    建設部長 (再質問あり)3 災害義援金と備前市災害見舞金制度について市長 (再質問あり)4 市民の立場に立った災害対応を市長 (再質問あり)5 ふるさと納税について市長公室長 (再質問あり)6 備前病院での時間外受付、救急搬送はどうなっていますか病院総括事務長 (再質問あり)7 地域医療を守るために備前市立病院の今後のあり方は病院事業管理者147番 沖田 護1 伊部地区幼保一体型施設工事請負契約の変更について市長 副市長 教育部長 (再質問あり)2 備前市の防犯灯のLED普及率は市長 市長公室長 (再質問あり)3 市立3病院の現状と将来について市長 病院事業管理者 (再質問あり)4 防災無線について市長公室長 (再質問あり)5 市営バス事業の現状と今後の課題は市長6 総合運動公園(久々井)に休息や食事の提供できる施設を市長7 ICT選手権の開催を教育長 教育部長 (再質問あり) △質疑通告一覧表 案   件  ;通告者氏名通    告    事    項答 弁 者議案第73号 備前市地方活力向上地域特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について  ;14番 中西裕康P11~ 1 対象予定の企業はあるのか総務部長議案第75号 備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定について  ;11番 掛谷 繁P16~ 1 収入の増減見込みは 2 利用者の見込みは 3 販売方法について市民生活部長議案第76号 備前市立備前焼ミュージアム設置条例の一部を改正する条例の制定について  ;11番 掛谷 繁P22 1 ギャラリーを貸し出すことになった理由 2 基本使用料について 3 ギャラリーの展示品について教育部長議案第77号 備前市生活環境と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について  ;14番 中西裕康P24  第1条 P25  第3条・第4条・第6条・第8条 P26~ 第14条 P27  第15条・第16条産業部長議案第94号 字の区域及び名称の変更について  ;14番 中西裕康P37 1 変更調書について産業部長議案第95号 伊部地区幼保一体型施設整備工事の請負契約の変更について  ;13番 川崎輝通P40~ 1 増額した請負代金の内訳について 2 当該工事の請負契約に関する変更概要について教育部長備監第14号 平成29年度備前市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書について  ;14番 中西裕康P2 1 審査の結果について代表監査委員備監第15号 平成29年度備前市公営企業会計決算審査意見書について  ;14番 中西裕康P11 備前市水道事業会計の有収率について P48 備前市病院事業会計のまとめについて代表監査委員 △委員会付託案件表 付託委員会  ;所管議案番号案        件総務産業委員会  ;市長公室 総務部外議案第72号備前市防災行政無線・農村情報連絡施設設置条例の一部を改正する条例の制定について議案第73号備前市地方活力向上地域特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について議案第80号平成29年度備前市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第81号平成29年度備前市三石財産区管理事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第82号平成29年度備前市三国地区財産区管理事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第93号備前市過疎地域自立促進計画の一部変更について産業部 建設部外議案第69号平成30年度備前市水道事業会計補正予算(第1号)議案第70号平成30年度備前市下水道事業会計補正予算(第1号)議案第77号備前市生活環境と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について議案第83号平成29年度備前市浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第86号平成29年度備前市飲料水供給事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第87号平成29年度備前市宅地造成分譲事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第88号平成29年度備前市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第89号平成29年度備前市企業用地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第90号平成29年度備前市水道事業会計決算の認定について議案第91号平成29年度備前市下水道事業会計決算の認定について議案第94号字の区域及び名称の変更について厚生文教委員会  ;市民生活部 保健福祉部 市立病院外議案第66号平成30年度備前市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)議案第67号平成30年度備前市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)議案第68号平成30年度備前市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)議案第71号平成30年度備前市病院事業会計補正予算(第1号)議案第74号備前市地域福祉基金条例の一部を改正する条例の制定について議案第75号備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定について議案第79号平成29年度備前市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第84号平成29年度備前市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第85号平成29年度備前市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について議案第92号平成29年度備前市病院事業会計決算の認定について教育部議案第76号備前市立備前焼ミュージアム設置条例の一部を改正する条例の制定について議案第95号伊部地区幼保一体型施設整備工事の請負契約の変更について予算決算審査委員会  ;関係部署議案第65号平成30年度備前市一般会計補正予算(第3号)議案第78号平成29年度備前市一般会計歳入歳出決算の認定について △請願文書表 付託委員会受理番号要 旨提  出  者紹介議員  ;所管受理年月日総務産業委員会請願第2号有害鳥獣駆除活動についての請願備前市猟友会備前分会第2班 備前市香登西318  津島 誠外3名橋本逸夫  ;産業部30. 8.29     午前9時30分 開議 ○議長(立川茂君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、川崎議員の一般質問を願います。 13番川崎議員。     〔13番 川崎輝通君 登壇〕 ◆13番(川崎輝通君) おはようございます。久しぶりにトップバッターで4点ほど質問させていただきます。 まず1点目は、子育て支援についてであります。 現在、備前市は保育園、幼稚園に続きまして小学校、中学校の義務教育については、給食費の援助を行っております。しかし、中身は第2子が5割、3子以上が無料という非常に私は変則的であり、差別的な援助ではないかというふうに捉えております。 そもそも義務教育を少しでも援助して少子化対策、人口減に備えようという本来の趣旨ではなかったかなと考えておりますが、執行部は残念ながら第1子が小学校で五十二、三、中学生で56%でしたか、半数以上の子供たちが給食費補助金をいただけない、そういう現状であります。 現在、一昨日から人口減の問題、いろんな形で同僚議員が発言されておりますが、一人っ子というのは2人の夫婦から1人ということでは絶対的に人口が半数に減っていくという事実ではないでしょうか。まず、自然減、年間400人という減少を少しでもとめるためには、現在、昨年で185人、これを300人、400人とふやしていけば、自然減自体は現在の400名以上が半分の200名以下に減る可能性があります。残念ながら、お亡くなりになる方をとめるということは、なかなかできません。しかし、新生児は市も援助し、今国もやろうとしておりますが、円満な家庭というのは、2人夫婦から2人の子供は最低できることが標準世帯という意味からも非常に大事ではないかなと。ところが、この10年から20年の推移を見ますと、どんどん子供たちが減っている現状、その最大の原因は何かといえば、一人っ子しかない家庭が多いということ、2人目の子供がなかなか私は経済的理由が最も大きな理由で、産めない状況があるというふうに認識しております。一方で、貧困化の問題もあります。生まれた子供たちも非常に悲惨な生活を送っているという。世界第3位の経済大国でありながら、ヨーロッパ十数カ国に劣るような国民生活水準であります。今末端の自治体ができることは、若者が中都市、大都市へ仕事を求めていく。これは社会構造、経済活動としてなかなか末端の自治体ではどうしようもありません。しかし、末端の自治体でできることは、昨日からも議論しております住んでよかった、住み続けたい備前市をどうつくっていくのか、それを考えるときに、小さな子供たちから義務教育、高校、大学まで、この備前市で子育てすることが非常にいいことだ、本当に安心して子育てできると、そういう政策の一環ではないかと捉えております。 こういった政策も前市長がやったわけではなく、西岡市長時代から、まず医療費の無料化へ進み、前吉村市長のときに初めて幼稚園、保育園、そして義務教育にも援助し、できるだけ子育てがしやすいまちづくりをやろうと、私はこれが原点だと思います。全ては子供たちのために、昨日も学びのまちだと言っていますが、そういった教育や一生涯学習を学ぶことができる原点は、子供たちが生まれない限り意味がないんではないでしょうか。どうしても400人以上で推移する自然減の人口減少を食いとめるために何をできるか、全てそこに集中的に今財源を投資することが最も備前市最大の課題と私は捉えております。にもかかわらず、なぜかわいい子供たちに第1子にはそういった援助が行えないのか、差別的待遇であるということが問題以上に、2人以上の子供さんをできるだけ自主的に産んでいただけるような教育環境、教育条件を経済的な意味でも援助することが、少しでもこの185人の実績を200人、250人、300人、400人というように、多くのかわいい子供が生まれてくる条件づくりの一端になるんではないかと思います。全てではありません。そういった意味で、第2子以降のみになぜ限定するのか、今までの議論では、財政的なことが理由だと言っておりますが、一方でかわいいこども園には6,000万円ものお金を増額しようという、一体その財源はどっから出るんでしょうか。市民サービス、子育てには使う金はないけれども、公共投資にはどんどん使いたい。全く財政的な意味からも、矛盾した政策をやっているように思います。本当に備前市を考えるなら、公共施設を立派にすることには反対しませんが、まずそこに利用する子供たち、たくさん産み育てていただくことが今備前市の最大の課題だと考えております。見解をお聞きしておきたいと思います。 2つ目は、社会減は残念ながら、たしか600人以上ですから、自然減の400人に対して社会減は200人を超えていたと思います、弱でしたか。間違いなく今の流れでは、200人を超えていくような状況があります。それを最大限、今定住・移住政策でとどめて、転入者が昨年が184人、生まれた子供たちと1人足らない184人です。大きな成果ですね、これは。なかなか子供を産み育てるというのは、1年も2年も大変な苦労がありますけれども、転入というのは本当に簡単に手続をして、入っていただければ、空き家補助なり家賃補助なりによって大きな実績が上がってきているように思います。 私はこの定住・転入の問題では、一つ大きな重要なポイントがあると思います。即転入者は人口に反映し、国勢調査のときに基本的な財政面で地方交付税が変わってくるようですが、そういった中期の展望を考えましても、昨年の決算報告の中で、市民1人当たり備前市の地方交付税1人当たり19万5,000円いただいているようであります、国からの援助です。約20万円です。184人ということになれば、3,600万円を超えるんですか、そういった金額が地方交付税として入ってくるわけでありますから、本当に転入者に対しては優遇する必要があると思います。そういった実績は今上がりつつある中で、なぜ家賃補助を3年から1年へ、空き家購入費を100万円から50万円へ下げる必要があるんでしょうか。もっともっと充実して、子供たちへの援助以上に今効果を上げていくことは、社会減を少しでも減らすことができると同時に、財政面で即効的な財政援助ができることになるんではないでしょうか。そういう点からも、この転入者を優遇していく。委員会でも私、提案しました。単に一律ではなく、転入してくる家族の数によって援助する金額も変える方法も一つの手ではないか。実際に人口は地方交付税はそのようにして交付されるわけですから、一人二人よりも三人四人、特に子育てで転入していただけるようなところには、より優遇した援助を考えていくべきではないかと思っております。 明らかにさも昨日までは、現田原市長がやってきた施策のように言っていますが、どうも印象としては前市長が実現したこういった政策を後退させているのではないか。何か前進していることがあるんでしょうか。明らかな私は後退だと考えておりますし、このまませっかく184人もの転入者が、定着数はつかんでおりませんが、大きなたしか新築で30人前後、空き家で20人前後でしたか、五、六十人の定着にも、今の施策は貢献しているようでありますが、125人か6人の転入者というのは非常に大きな重みがあると思います。もっともっと転入者がふえる施策を充実するために、後退ではなく、もっともっと金額の面からも充実させることは、結果的には地方交付税の増額ということでメリットも十分に出てくるように思いますので、見解をお聞きしておきたいと思います。 3つ目は、1次産業についての振興策であります。 この備前市というのは、8割が山林、平野はたったの2割しかないという中で、なかなかサービス業なり製造業というのは立地、誘致が難しい地理的ハンディだと考えております。そういった中では、この山林、林業、農業をいかに振興させるのか。そして、豊かなこの瀬戸内の海、どう漁業を振興させるのか。これなくして産業基盤の振興というのはあり得ない、そのように考えております。 総合施策でいろいろ言っておりますが、ことしの目玉といいますか、力を入れようとしているものは何なのか、お聞きしておきたいと思います。 4つ目は、昨日も同僚議員から出ておりますが、赤穂市、そして上郡の産廃場計画であります。 特に福浦地区の産廃場計画というのは、海岸に面した採石場跡地に、たしか甲子園球場の8倍かの広さぐらいだったと思います。7倍か8倍です。巨大な産廃場が今計画されております。4年ぶりに回答が返り、再度日生漁協はそれに対する反対意見書を上げているようであります。そして、その回答書なり意見書なりが備前市の環境課に届いているようであります。この今1次産業の代表である岡山県最大の漁協が今産廃の反対の意思を表明しておりますが、備前市はこういった回答書なり意見書にどういった理解、見解を持っているのか。また、上郡も大きな産廃ができようとしておりますんで、定住自立圏、AKBがいかに今共同してこういった豊かな自然、美しい自然が壊されようとしている現状、またダイオキシンなど、単に地場産業だけではなく、市民の命の問題ともかかわってくると思いますので、具体的な行動なり計画しているのか、あるのかないのかお聞きして、1度目の質問を終わります。明快な答弁をお願いします。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) おはようございます。 それでは、川崎議員の質問に順次お答えをいたしたいと思います。 まず、子育て支援につきましては、先ほどの論調では、こども園よりもむしろ給食補助を優先するべきではないかというような趣旨のように受けとめさせていただきました。こども園の充実も重要な子育て、子供を産み育てる政策として重要なものと考えております。 なお、保育行政は法に基づいて行われていることから、その改善方法については法の趣旨を踏まえて検討する必要があろうかと思っております。備前市の場合、ゼロ歳児から保育料無料という先進的な政策に取り組んだことにより、各種保育行政の中にアンバランスが生じており、適切な対応について苦慮しているところでございます。そのための財源についても検討するなど、総合的に判断すべきものと考えております。 学校給食費の補助についてでございますが、保護者の経済的負担を軽減し、もって子育てを応援することを目的としているわけでございます。このために多子世帯から支援する制度設計としております。全てを無償化にということにつきましては、補助金の効果や財政状況を考慮し検討すべきことであり、少なくとも直ちに拡大することは考えられないのではないかと思っております。 次に、若者定住・転入対策についてですが、議員御指摘のとおり平成30年度から若年夫婦世帯に対する家賃補助期間を3年から1年に、また空き家の購入に対する補助金を100万円から50万円にそれぞれ変更させていただきました。しかし、決して人口減対策を後退させるということではないと御理解をいただきたいと思います。限られた財源の中で継続可能な政策と切りかえるための苦肉の策と御理解をいただきたいと思います。 既存の移住・定住策に対する補助事業については、その効果の検証を行っていくことが重要であり、またお試し住宅や空き家の活用につきましては、今後も移住相談会等の御案内など積極的にPRを行っていきたいと考えております。 次に、第1次産業、特に水産業のことについてでございますが、漁業は何といいましても民業であります。事業主体は漁業組合であります。現在も直接県水産課からの強力な行政指導が行われており、市といたしましては国や県の補助事業を活用するなど、基盤となる施設整備等を計画的かつ積極的に支援しているところでございます。 そういう中で、具体的にということでございますが、いろいろな要望について精査しているところであります。特に深刻な問題として相談を受けていることの一つに、カキいかだの処理についてを強く要望されております。現在、破砕機によりチップ化しているが、その後の活用をどうしていくのかというような具体的な提案、要望もいただいておるところでございます。 最後に、赤穂市と上郡町の産廃計画についてでありますが、昨日、田口議員にお答えしたとおりであります。今後も県、赤穂市、上郡町とも協力しながら、関係機関との連絡を密にしながら対応していきたいと思っております。 きのうも申し上げましたとおり、備前市としての立ち位置といたしましては、水産業、豊富な水産業の漁場としての海を守っていくという立ち位置が備前市の立ち位置でなかろうかと、このように思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、再質問させていただきます。 まず、子育て支援でありますが、私は決してこども園か援助かということを言っていません。今できているこども園、結構なことです。しかし、残念ながら今回の契約の中にも、6,200万円もの増額契約変更が出ております。一体その金はどっから出てくるんでしょうか。市民サービス、こういったソフト事業へのサービスをもっと強化しようと提案すれば、財源、金がないと、率直に言ってやろうとしない。一方で、私はこども園、昨年の9月に提案され、実施設計、これでいいと、市長以下担当部署も私はそれなりに立派な施設ができようとしている。それが突然何の問題点、私は今柱が立ち内装に移ろうとしている段階、問題があるということを一言も聞いていないにもかかわらず、掘削に問題があったとか、内装に問題があるとか、庭に問題がある。京都の庭園ではあるまいし、周辺をきれいにするという趣旨はわかりますけれども、わざわざ6,200万円もお金をかける必要があるのか。一体その財源はどっから出るんでしょうか。第1子の子供をたったの3,000万円弱のお金を毎年応援してやろうとすることには金がないと言いながら、ここで大きな比較が必要だと思います。公共事業というのは、おくらせてもいつでもやろうとすればできるわけですが、子育て支援の世代というのは、一年一年新しい子育て世代が生まれますけれども、もう一人産みたいという方がもう年齢的に無理だというのがこの子育ての時間的限界があるわけです。この10年、20年の間にどれだけ今の子育て世代が2人以上の子供さんを産んでもらう以外に、過半数以上がそうなっていただかん限り、絶対的な自然減に歯どめはかかりません。私は絶対的ということを言いましたが、一方で相対的という言葉があります。幾ら子供たちをふやしても、一方で、我々団塊の世代が亡くなる時期を迎えようとしている今、死亡者の差し引きで400人を超えている現状、自然減の現状はなかなか食いとまりませんが、生まれる子供たちをしっかりふやす。先日の議論でもありました。ふるさとで本当に幼少期を育ち、幼少期なり義務教育段階をこのふるさと備前で育っていただくことが、ふるさとを愛し、仕事の関係で、私自身もそうですが、若いときには出ていたとしても、それなりに安定した段階では備前市へ帰って貢献しよう、頑張ろうと、そのためにもより多くの子供たちが生まれない限り、備前市の減少、特に自然減は食いとめることはできないと思うんです。 6,200万円の公共事業にお金を使いながら、かわいい赤ん坊に3,000万円の援助ができないというのは、私は財政論を全く矛盾した施策をやっていると、財政がわかっていないと言いたいです。本当に金がないんなら、6,000万円の減額の契約変更なら大歓迎です。それをやらずに増額とは何事ですか。私はそのように思います。自然減というのは、自然減少ではありません。子育て世代が本当に温かい家庭、豊かな家庭をつくるためにどうしたらいいのか、備前市は何ができるかということで言えば、私は義務教育、周辺と比べてではなく、差別化、優位性を保つことによって、この施策一つで私は転入者がふえてくると思います。そういった意味で、また今備前市へ住んでいただいて、子育てしている一人っ子家庭に温かい援助をする気はないんでしょうか、再度お聞きしておきます。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 財政論についてのお話がございました。 まず、このたびの伊部こども園についての議論につきましては、後ほど通告をいただいておる方もいらっしゃいますので、また質疑の件でもしっかり御議論いただきたいと思いますが、3,000万円云々ということがありましたが、私はたびたび申し上げておりますが、私もやりたいですよ。しかし、持続可能な備前市ということを考えるならば、それが続いていくような政策を考えなければ大変だと。先ほどあえて先進的施策と申し上げましたが、ゼロ歳から保育料を無料にしたと、これはすばらしいことだと思いますけれども、それから派生されるいろいろな問題が大きくのしかかっているということも現状であります。一旦政策として打ち出したならば、それを後退することはできません。そういう中で慎重に継続的に毎年毎年予算を伴うものについては、慎重にしなければいけないということについては、ぜひ御理解をいただきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 私はこういった援助を永遠に続けなさいと言っているわけじゃないです。この10年、20年が非常に大切だと、団塊の世代の自然減というのは予想以上にふえてきます。今の自然減400人が500人、600人になる時代が目の前に来ているんじゃないかと思います。そういった意味でも、人口をふやす、まず自然減をいかに減らすかということで言えば、子育て世代に頑張っていただくしかないわけです。しかし、これは製造業とは違います。生産が災害で落ちたから来月からフル操業、24時間操業すれば、生産は追いつくというものとは違います。1年かけてしっかりお母さんがかわいい子供を産み育てるということになれば、年齢的なもの、時間的なものが制限があるわけです。今のように200人を割るような状況をいかに突破するか、年次計画で300人は3年後、400人には10年後には達成するんだと、そういった中・長期まではいきませんけれども、中期的な戦略を立てて世代の弱体化というんですか、それをなくしないと、今小学校1年で、日生地区でいえば、三十五、六人しかいない。我々の時代から比べれば8分の1ぐらいになっています。本当に20年後にカップル一つ見ても、8分の1、世帯数でいうと5分の1以下になるんではないか。5軒あれば4軒が空き家になるような状況が今目の前に来ているわけですよ。これをカバーするためには、自然増と社会減をいかに減らす以外にないわけで、こういった基本的な大事な視点を抜きに、私は今備前市の市政は語れない。 公共施設は一方で廃止するということが昨日の議論でもありました。留止することは必要ですが、その財源があるんですから、6,000万円あれば2年続けれるじゃないですか。ほかの事業も抑えれるものは抑えて、まず人口がふえることが結果的に地域内経済の活性化、いろんなサービス業含めて、小売業含めて元気が出、買い物難民、そういう時代がいつこのままでは来るのかと、本当に不安です。そういうのをなくすためにも、6,000万円のお金はことしここで契約変更して使おうとしている。前市長が昨年の4月から一律第1子から5割援助しようと、できれば無償にしていきたいという流れでした。なぜとめる必要があるんですか。財源がないなどということはいいわけでしょう。だったら、6,200万円の増額契約変更など必要ないんじゃないですか、金がないんであれば。どっからその金を出しているんでしょうか。蛇足になりますが、参考までにお聞きしておきます。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 当然市の財源から支出することになろうかと思います。問題のすりかえではないかと思っております。     〔「いや、金あるんでしょう。だから、やる気になれば、第1子から、済いません」と13番川崎議員発言する〕 ○議長(立川茂君) 川崎議員、再質問で新たな質問しないようお願いをいたします。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 私は第1子の援助の財源がどうあるべきかということを議論しとんで、その一環では問題ないと考えております。 今そういった6,000万円ものお金を一方で一般財源で出す金があるなら、できるだけ早く第1子にも援助していただくことは、各家庭の2人以上のある家庭と一人っ子の家庭で差別されている現状というのも、教育条件の平等というんですか、そういった面から見ても、私は不公平感というか、差別化していることに大きな問題があるように思います。ぜひ第1子から援助すること、たしか一人っ子は小学校、中学校入れて2,000世帯ぐらいあると思いますね。ですから、一人っ子の家庭が1割、2人目を産んでいただくだけで200人ふえるわけです。そういったもう少し今の備前市の実情というのを調べて、援助できるところには援助していただくことは自然減、少しでも抑えることになるんではないかと思っておりますので、よろしくお願いします。検討をお願いします。 次に、若者の定住と転入の問題であります。 若者の定住の上で、新築というのはまず大きいと思います。なかなか地理的ハンディがある中で、岡山市や赤穂市、赤磐市ですか、そういうところへ仕事の関係から若者が出ていく、そしてさらに大都市へ出ていく。大都市へ就職を求めて出ていく方をとめるわけにはいきませんが、周辺に仕事に行っている方が通勤の関係でそういったところにおうちを建てるんではなく、備前市に新築し、子育て、住んでいただくという意味では、新築への援助というのは非常にいいことだなと思っておりますし、空き家についても私は金額を下げるよりも、少し視点を変えれば、先ほど言ったように特に空き家を転入者が買う場合には、家族数に応じて補助額を増額すると、そういったことも非常に大切ですし、空き家の家賃の補助についても、3年を1年ではなく、できれば3年を5年にして国勢調査との関係で地方交付税がどうも変わってくるようですので、せめて短期的というんですか、中期的な戦略からいっても、できるだけ多く転入者を迎えるということ、外国人まで定着させようという気構えならば、周辺から特にアパート住まいしている子育て世代の若者はこの備前市へ転入は簡単です、不動産がないわけですから、身軽に転入していただけるわけですから。そういった意味ではこの184人を出生と同じです。200人、250人、300人とふやしていけば、社会減はもしかしたらマイナスからプラスに転じる可能性がたしかこの何カ月かは結果が出ているようでありますんで、もっともっといい方向に行くためには、後退させずに、これも援助をふやすことが必要だと考えておりますが、特に地方交付税19万5,000円も割ると、これは毎年変動するんかどうかも詳しくわかりませんが、うわさでは20万円前後だというふうに聞いておりました。29年度決算書に19万5,000円というのが出ておりますんで、やはりこの転入者の重みというのはあると思いますんで、どうでしょうか、もう少し転入者がふえる方策について、私は後退だと思っておりますが、後退ではないと言っておりますが、これは結果的に30年度の転入者の実績を見ればわかることですので、後退という議論は別としましても、家族数に応じて増額を検討していただくわけにはいかないでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 家賃、まず後退云々ということ、人口減対策については何とかしたいという気持ちはありますということを申し上げたと思います。私だってやりたいことはやりたいです、正直。ただ、備前市は永遠に続いていかなければなりません。そういう中で持続可能な制度にしていかなければ難しいんじゃないかと、こういうような視点でいろいろな制度を苦肉の策としてやらせていただいておるということであります。 御案内のように、ふるさと納税の見直しについても厳しい行政指導が出てまいりました。これらの補助につきましては、その財源をふるさと納税の基金から繰り出しているという現状の中で、果たしてこれが永続的にできるんだろうかということもあわせて検討していかなければなりません。そのような中で、新築は従来の100万円といたしましても、空き家の購入についての補助金は下げさせていただきました。また、家賃補助につきましても、3年間は備前市で住んで、それが切れたときにはよそへ移っていくという、そういうような現状もあるわけであります。そのような中でこういうようなことで一つずつ現状を踏まえながら、後退という批判のそしりも受けながら、あえてやっていく苦肉の策だと御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 永続、永続と言いますが、経常収支比率を悪化させているのは、私は公共事業ではないかなあというふうに考えております。特に下水道がなかなか前へ行ってないんで、大変な状況です。実質公債費比率もなかなか下がらないという現状ありますが、公共事業をできるだけ抑える、そういった意味では、本当に金がないなら、一貫して同僚議員も言っておりますよ。この新庁舎21億円もかける金があるなら5億円か10億円で耐震化すればいいんじゃないかと、それが最も財政的な面からいえば、筋が通っております。しかし、私は将来の備前市を担う職員及び議員の皆さんが元気よく市政をよりいいものにしていくための拠点、特に大震災に備えての耐震化された立派な庁舎は必要だろうということで、私も賛成しました。そういった意味では、財源はあるからできょうるわけで、決して私は30年、50年の先まで続けるかどうかということは、私自身も見通しできません。しかし、一方で義務教育などは、国まで今無償化に向けて動いておりますから、政治も変わります、国政も変わりますので、まず備前市が今大きな課題を一つ一つ実現するため、そのためには転入者をふやすことは人口増につながり、地域経済に元気が出、そして地方交付税がふえると、一石三鳥ぐらいの役割があるんで、50万円に後退と私は見てますんで、これを2人基準でいけば、3人目、4人目の方には25万円ずつ空き家購入などは援助をふやして、もとの100万円近くまで戻していくことも、家族が多い転入者には元気が出る話ではないかなあと、そういうことも御検討を要望しておきたいと思います。 次に、3つ目の1次産業の問題でありますが、どうももう一つ歯切れはよくないですが、私もカキいかだの古くなった竹、相当量が出てきます。今輸送できる長さに切ってどこへ運んで処理していただいているのかよくわかりませんが、せっかく橋もでき、大きな鹿久居島、頭島がありますので、特に鹿久居島での場所では十分にいかだ、竹を処理する処理場は建設できるんではないか。県と御相談いただいて、こういった要望が出ているいかだの処理場をつくるというのは、一石二鳥で、できりゃ火力発電というんですか、竹ですから勝山町かなんかのバイオ発電という形の小型なもんができるんではないんかなあと考えております。 それから、これは提案ですが、漁民から要望いただいております。今魚は真水の氷によって保存なり輸送しておりますが、海水氷、海水シャーベットという方式をとれば、真水というのは零度で氷ですが、海水はマイナス二、三度らしいんです、今の塩分の濃度でいけば。非常に温度がマイナスになって鮮度を保つことができる。それから、生け締めなどにも非常にこの海水シャーベット、氷は有効だと、全国のサンマ、マグロ、その他いろんな高級魚の保存には海水シャーベットが実績を上げているようですので、こういったものをぜひ県と御相談して、日生漁協にそういうものをつくっていただくことがより新鮮でおいしい魚を消費者に送り、漁業振興、1次産業の振興につながるんではないんかなあと考えております。いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 海水シャーベットというものを導入してはという提案をいただきました。提案として受けとめさせていただきます。冒頭申し上げましたように、あくまでも私たちは漁協が事業主体でありまして、そちらからの要望がありということであれば、その支援体制を国や県と協議していくということでありますので、海水シャーベットの件についても情報提供しながら、できるものであれば協力していきたいと、このように思っております。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) ぜひ水産業の関係は県のどうも管轄らしいんで、県とよく相談して、できることから一歩一歩、特にいかだの処理などは必要なことではないかと思います。要らん運送費なりかけるというのは非常に漁業大きな負担になっておると思いますんで、御検討をお願いしたいと思います。 最後になりますが、赤穂市の産廃場の問題であります。 昨日までに答えたとおりだというような答弁ですが、漁協から産廃業者からの回答書と反対意見書、環境課に来ているようですから、答弁は担当部長で結構です。この回答書なり反対意見書に対して備前市としてはどういう今見解なり理解をしているのか、担当部長の答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 御指摘のように、今から5年前になろうかと思いますが、4年ほど前に最初にお話があって、それから質問して回答が4年越しに返ってきたということで、それに対してまた再度質問をしていると、それは3月にまた再度質問しているけど、その回答がまだ返ってきてはいないという状況でございます。漁協さんとも御相談して、これも私どもが議会のほうにもうちょっと説明をしていく必要があったのかなというふうに思っております。この事業で備前市へのメリットというのはない事業でございますので、しっかり私どもは市民の生命と財産と健康と暮らしの安全を守るのが責務でございまして、議会ももちろん同じでございますので、このあたり今後しっかり協議していきたいと思います。ただ、回答がまだ返ってきていないということもありますので、このあたりも漁協と詰めていきたいと思いますし、それから兵庫県赤穂市、今そういうとことも連携していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) そういうことで、反対意見書は3週間という期限つきで出さなきゃならないけども、回答は無期限だということで、4年越しで回答が返ってくるような状況なんで、本当にひどい産廃業者を優遇した法律になっているんかなあというふうに考えております。 事務局レベルで結構なんで、定住自立圏の上郡、赤穂市、備前市が事務段階でこの産廃問題が議題に上げていただいているのか、いただいていないんであれば、ぜひ産廃ストップの議題の打ち合わせなりをAKBでやっていただきたいと思うんですけど、そういうことは過去にやったのか、これからやる予定があるかをお聞きしておきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 定住自立圏のほうには、環境の部会がございませんが、このことも含めまして、今後協議していきたいなというふうに思います。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 先日も同僚議員が言ったように、赤穂市では17団体が本当に市民ぐるみでやっております。日生漁協に任せるだけではなく、いろんな形で焼却灰ですから、埋め立てる過程で、一峰山を越えれば、三石になりますんで、福浦ですか、福浦、それから上郡は三石になりますんで、市民の健康問題と直接かかわってくると思いますんで、そういった面からもぜひ備前市としての産廃処理に対する反対の表明というのを具体的行動で示していただけるよう要望して質問を終わります。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(立川茂君) 以上で川崎議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、中西議員の一般質問を願います。 14番中西議員。     〔14番 中西裕康君 登壇〕 ◆14番(中西裕康君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 私は第1に、高い国保税の引き下げはなぜできないのか、このことをお伺いしたいと思います。 私は今回の選挙戦を通じて、広く市内一般に配りました市民アンケート、あるいは市民の皆さんと対話、そして選挙戦の中での訴えの中で、何が一番私に返ってきたかといいますと、公共料金が高い、中でも国保税が高いという、この訴えが一番強くありました。私は今日本の公的医療保険の種類は、被用者保険として協会けんぽ、組合健保、共済組合、船員組合、日雇い健保というものがあります。しかし、一番大きなものは、国民健康保険、市町村が行う国保、そして国民健康保険組合、こういったものがあります。また、後期高齢者医療保険もありますが、この国民健康保険は日本の皆保険を支える、何といっても鍵でもあります。そして、この最後の受け皿としての国保の加入者、何と8割が無職とワーキングプア、国保加入者の世帯が最も多いのが無職43.9%です。次に多いのが被用者34.4%、農林水産業、自営業者の加入が減少し、被用者の増加は派遣などの非正規労働者の増大が考えられるわけであります。どうしてもこの国保は低所得の人が中心になるわけであります。そして、国保の構造問題と言われるこの低所得を抱えた中で、私は6月定例議会でも申しましたが、給与年収400万円の4人家族、給与所得者本人が30歳代、妻が30歳代の専業主婦、子供2人が国保に加入する場合、年間の国保料は東京23区で41万7,700円、札幌市で41万3,300円、大阪市で41万1,700円、福岡市で40万600円となります。同じこの家族が協会けんぽに加入した場合、保険料の本人負担は、東京都で20万2,200円、北海道で20万8,500円、大阪府で20万6,600円、福岡県で20万7,800円ですから、国保料は健康保険料の2倍以上となるのが実情であります。この備前市においても、私も給与所得からこの国保に加入したとき、本当に驚きました。2倍から3倍と言われるこの国保料、私はまず市長に国保税は高いと思われないかどうか、この認識を市長の御見解としてお伺いをしたいと思います。 さて、前回質問しました子供の被保険者が多い自治体への支援、御存じのようにこれまで子供の医療費無料化を行う自治体に対する国庫負担減額のペナルティーがありましたが、この18年度から未就学児に対する措置に限って国庫負担の減額をやめることを安倍政権は行いました。また、1兆円の公費負担増という知事会の要求をのむ一方で、15年度から実施している1,700億円の低所得者対策、子供の被保険者が多い自治体への支援、調整交付金の増額、保険者努力支援制度の創設など1,700億円を上乗せし、18年度からは合計3,400億円の公費支援を行うこととされています。この子供の被保険者が多い自治体への支援、子供の人頭割からの廃止の御検討の結果はいかがだったでしょうか。また、一般会計からの繰り入れはなぜできないのかお尋ねしたいと思います。 次に2番目に、下水道事業についてであります。 これは実は私はかつて財政負担の大きい公共下水道事業整備をいつまでも行うべきではない、効率の悪い地域は合併浄化槽をもって推進すべきだということを述べたことがあります。そして、備前市では平成21年から22年にかけてこの見直しがされました。備前処理区では1,213ヘクタールから1,080ヘクタールへ、三石処理区では195ヘクタールから104ヘクタールへ、そして伊里中地区では33ヘクタールから21ヘクタールへと規模が縮小されたわけであります。そして、この結果を受けて平成22年7月13日に三石の区長会へ、7月14日に伊里地区の区長会へそれぞれ説明報告をしましたと、備前市の資料は述べてあります。当然7月27日の議会の産業委員会で整備計画区域の見直しについて説明報告もしましたと。こういうことでありますが、私はこの点で、ひとつここで述べておかなければならないのは、受益者負担というものでありますが、田や畑、山林等は宅地化されるまで猶予がありますが、ただし現況が駐車場や更地等の場合は猶予対象になりません。これは原野、山林以外は全て受益者負担がかかるという理屈であります。そして、備前市のこの説明書によりますと、この受益者負担には減免措置はありますかという問いに対して、学校、社会福祉施設、公民館、地区集会所、消防機庫、公共性のある私道等は申請により負担金の一部または全部が減免されますとあります。私はその点で、この7月、備前市が伊里中でこの5月に説明会を行いました。この説明会はたくさんの御意見が出たようであります。7月に私はその後、この伊里中地区を2回ほど回りました。そして、9月にかけて、2日間かけまして全戸を訪問させていただきました。この伊里中地区は総軒数が87軒でありました。空き家がほかに20軒、空き地はちょっと私も数を数えていませんが、これも相当数空き地がありました。合併浄化槽をもう既に設置しているところも、留守のところを除けば12軒、そして特徴は家や敷地が広いのが特徴でありました。当然ここには伊里中の市営住宅もありましたが、ここは私は訪問を省かせていただきました。 その中で、接続したくない、検討中、接続希望、これで御意見をお伺いをしてみましたが、接続したくないが36軒、検討中が2軒、接続希望が3軒、あと留守が多かったわけでありますが、私はこの伊里中地区を回りまして、空き家が多いこと、空き地が多いこと、そして高齢化が大変進んでいること、入院、入所の方がおられるということ、このような状況の中で公共下水道の工事がいかがなものかというのを実感したわけであります。 そこで、市長にお尋ねするわけでありますが、住民への説明会の問題であります。 都市計画法では、第3条3項で「国及び地方公共団体は、都市の住民に対して都市計画に関する知識の普及及び情報の提供に努めなければならない」と定めています。果たして住民への説明会の問題で、区長会で説明をしたで済むものでありましょうか。そして、26年度はやりますと言いました。これももめました。これは執行部の方皆さん御存じだと思います。やると言ってもめた。やるんだな。ところが、4年間全くストップしてしまったわけであります。30年5月、またやりますということを言ったわけです。この4年間の間になぜストップしていたのか、工事がおくれていたのか、この説明は一切ありませんでした。そのことについて説明書きの回覧板も町内を回りました。私はその説明書きを読んでびっくりしましたが、全く市の説明責任は私はないと言わざるを得ませんでした。地域が大きく変わっているこの伊里中地区、市長にお伺いをしたいんでありますが、計画の見直しはないのか、受益者負担問題では猶予や減免、対象からの除外等はないのか、下水道の接続の猶予はないのかお尋ねしたいと思います。 次に3番目、災害義援金と備前市の災害見舞金制度についてであります。 私はこの議会の中で議員の皆さんから、岡山県は安全神話があるというお言葉を聞きました。びっくり私はしました。私ども片上地区支え合い実行委員会は、この間毎年講師の先生を呼んで災害・防災の話をしていますが、講師の先生方はそんなことは一言もおっしゃられたことはありません。晴れの国おかやまだから災害がないとは言えない。災害というのはいつどこで何が起こるかわからない。特にこの備前というのは、海があり、高潮、液状化、そして河川の氾濫、そしてため池があって、この土地の土質は流紋岩、ここに山崩れの原因がある。こんな大きな危険性を持っているということを述べられるのが講師の先生方のお話であります。 そこで、私は国交省のホームページを見てみました。過去10年間の都道府県別水害被害額、平成12年度価格ということで出ているわけでありますが、平成8年から平成17年、トータルで見た場合、岡山県はどの位置にあるのか、実は皆さん全国のベストセブンなんです。7位に当たるんです、水害の被害の総額が。それだけ水害被害は大きいのが岡山県の実情であります。その上に立って私はこの間、義援金について迅速な支給を市長に望みたいと思います。 私は8月23日、臨時会、予算決算委員会の中で、岡山県が8月1日に平成30年7月豪雨岡山県災害義援金の第2次配分についてのホームページの資料を持って問いました。 ここでは死者、行方不明者、重傷者、軽傷者、全壊、半壊、一部損壊、床上浸水、床下浸水。備前市ではこの床上浸水と床下浸水で見舞金が来ていました。2次分では、床上浸水は6万円、床下浸水は1万円の義援金が来ています。トータルで備前市では26万5,000円の義援金が来ているわけであります。ところが、これはこの8月23日の時点で、まだ被災者に配られていないということがわかりました。義援金というのは、義援金を出した人の気持ちの問題、一刻も早く助けてあげてくださいというこの思いと、そして災害に遭った方にしてみれば、これは間尺に合わない。しかし、その全国からの皆さんの励まし、これは大きなものがあると私は思っています。私は配分総額、岡山県は18億円を8月10日を目途に市町村に配分すると言っていましたから、恐らくお盆前には来ていたものと思われますが、備前市のこの直ちに支給をと私は言いました。この23日の日には、夜間台風も来ることになっておりました。台風がきょう上陸して被害があったらどうするのか、直ちにきょうじゅうに、この台風の前に支給すべきと述べましたが、結果はどうなったんでしょうかお教えいただきたいと思います。 続きまして、備前市災害見舞金支給要綱の見直しを私はしていただきたいというふうに思います。 備前市では、災害問題については実は備前市災害弔慰金の支給等に関する条例、これがあります。これは国の法律に準じたもので、もう一つ備前市には備前市災害見舞金等支給要綱というのがあります。これが独自の上乗せの制度でありますが、この支給要件と金額の改善は考えられないのかお尋ねをしたいと思います。 ちなみに、全壊、家屋の半壊、これは倉敷では30万円出ています。総社では100万円、高梁、新見、井原が10万円、備前は市長御存じだと思いますけども、5万円です。家屋の半壊、倉敷が9万円、総社が20万円、高梁が5万円、矢掛30万円、備前は3万円。床上浸水では、岡山市が1万5,000円、高梁が3万円、新見が3万円、そして備前は1万円です。この金額の見直しを考えられないかどうか。 また、これとは別に床下の浸水、矢掛は5万円を計上しています。備前市は床下浸水は0円です。少し金額の見直しも考えられるものかどうか。 そして、この規定の中に私は各市町村調べていましたら、土砂の流入が家屋にあった場合、高梁では2万円、新見では3万円、備前市はありません。こういう状況です。私はぜひこの状況を何とかしてほしいというふうに思います。 4番目に、市民の立場に立った災害対応、私はこの点でこの7月から9月の幾多の災害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。そして、私ども日本共産党の参議院議員、仁比聡平議員は、8月2日に実は参議院の参議院災害対策特別委員会で一般質問をしております。その中で、壊れた建物の敷地内の土砂の問題、瓦れきの問題を問いただしています。それに対して秋元国土交通副大臣が答弁しています。ちょっとありますけど、読ませていただきます。 二次災害の懸念があり、公益上支障となる場合は、自治体が民有地内の土砂を直接撤去可能だ。環境省の災害等廃棄物処理事業と国交省の堆積土砂排除事業、公共施設の災害復旧事業は契約事業者を分けずに一体で土砂等を撤去し、事後的に費用を各事業で案分できると。つまり、国交省の災害復旧の対象でなくても環境省の事業でもやれる。どういう事業であろうが、早く撤去することが大切だと。その後にお金は精算してもいいですよと、こういう答弁をしています。こういう答弁が余り長くなると私の一般質問できませんので、随所にずっとあるわけですが、その結果を受けて実は内閣府は平成30年7月豪雨生活・生業再建支援パッケージというのを8月2日、この仁比聡平議員の質問の日に発表しています。これは仁比聡平議員のしゃべった中身がそのまま入っているものでありますが、これによって実はこれは広島の三原市の市議会議員様ということで、平成30年7月豪雨災害で発生した土砂、瓦れきを市が撤去します。つまりこれは8月7日に出ています。内閣府の指示が出て2日、7日の日には三原市はもう既に議員にこの内容で三原市は災害復旧を行います。内閣府が述べたものよりも、例えば撤去の対象は地目、宅地や農地などや利用状況、住居や非住居などかかわらない、つまり国の事業に上乗せをして三原市はやります、こういう姿勢を見せているわけであります。その点で私は市民の皆さんに優しい立場に立った対応ということでは、明らかに私はこの三原市の対応は迅速な対応であったというふうに思っています。こういう対応ができないかどうか、市長にお伺いをしたいと思います。 続きまして、西日本豪雨災害への義援金は幾ら集まっているのか。これは義援金募集というのが「広報びぜん」にも出ていましたので、お伺いをさせていただきたいと思います。 同時に、これは集まれば集まっただけその備前市の広報紙には掲載を毎月していくべきではないかと思います。そしてまた、職員派遣8月号の広報紙での掲載も拝見させていただきましたが、7月7日の時点での派遣でしたから、8月の広報紙は7月末の原稿であります。しかし、その後も8月も続いているわけであります。やはり9月の広報紙でもその状況は伝えるべきではなかったか。これも23日の臨時議会で私は市民、市役所の職員の皆さん、暑い中で本当によく頑張られたと私は思いますが、たくさんの方が派遣されて行っています。ぜひ私は広く宣伝していただきたいというふうに思っています。 続きまして、ふるさと納税でありますが、このふるさと納税は高額所得者の課税逃れの点が私は心配であります。もう一つは、換金性の高いもので換金を図ってしまう、この点が心配です。しかし、片一方で、東日本大震災や熊本の地震、これに対する支援ということでは非常に大きな有効な力であったということも事実であります。しかし、新聞紙上で2018年9月12日、山陽新聞ですが、「県内の6市町村、国通知沿わず」というふうに書かれていますが、備前市は地産でないもの、あるいは高額なもの、見てみますと、何か私も一生涯飲めないような高いワインがありましたが、見たこともないものであります。返礼品の価格割合もどうするのか、総務省の指導には従うのかどうかお尋ねをしておきたいと思います。 さて6番目に、備前病院での時間外の受け付け、救急搬送の扱いはどうなっているのかお聞きしたいと思います。 この選挙戦を通じてアンケートを市内くまなくまかせていただきましたが、一番大きい反応は、確かに公共料金でした。次に、大きかったのが実は私の思いでは、この備前病院の問題でありました。私のアンケートは日生地区にはまかれてありませんでしたので、ここは私は意見を知る由がありませんが、電話がかかってまいりまして、お話をお伺いにまいったところが何軒かありました。じっくり話を聞かざるを得ませんでした。そしてまた、回っている中でも、この病院の話、何としても議会で取り上げて解決してもらわなければならない、こういうふうにおっしゃる方が多うございましたので、今回備前病院での時間外の受け付け、救急搬送はどうなっているのか、私はお伺いをさせていただきたいと思います。 7番目に、今地域医療を守るために備前市立病院の今後のあり方、管理者には診療のお忙しい中おいでいただきましてありがとうございます。この備前市立病院、3つあります。人口4万を切るこの自治体の中で、市立の病院が3つもある自治体は、私は全国にはないと思っています。そして、全国的には市立病院が廃止をされる、あるいは独立行政法人、あるいは民間に売却される、そういうような中でこの病院を保って頑張っている、私はそこはしっかり応援をさせていただきたいというふうに思うわけであります。しかし、そうはいっても、経営の問題、あるいは人の問題、いろんな問題が私はあると思います。 また、今国は地域医療計画の中でも、まずベッドを減らせ。特に公立病院のベッド、ここを減らせということを盛んに今言っています。こういう中で地域医療を守るために、そして住民の命と健康を守るために、今後の備前の市立病院をどのようにしていけばいいのか、管理者の日ごろ長年にわたる経験と、そして経営手腕、その点から私はぜひこの備前市立病院の今後のあり方について御教示をしていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午前10時45分 休憩     午前11時00分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、中西議員の質問に順次お答えをいたします。 まず、1番目の1点目、国保税の問題について、高いと認識があるかどうかということにつきましては、比較すべき対象から即答は差し控えさせていただきたいと思います。 国保税率につきましては、国保加入者の医療費の状況により増減をいたすものでありまして、適正な医療受診と成人病重症化予防に努めるとともに、国庫補助金の確保に努めなければならないと考えております。 国保税算定の際には、均等割で子供を除くことはできないかとの御意見でございますが、国保税の算定は国の定めにより軽減できませんが、減免ということであれば市で定めることができるようであります。6月議会でも答弁させていただきましたとおり、現在の低所得者に対する軽減、条例に沿った災害、所得激減の減免を行うようになっております。 2点目、国保税の引き下げに一般会計からの繰り入れをすべきだということでありますが、企業では保険料の半額を事業主が負担しますが、国保制度では半分以上が公費が負担となっております。 国保運営に当たり、平成25年度より国保財政調整基金を取り崩しながらの運営をしてまいりましたが、その基金額も残額は現在2,000万円しかなくなってしまいました。また、一般会計からの繰出金につきましては、備前市では法定分を満額保険税部分へ充ててあります。議員御提案の子供に対する軽減施策につきましては、子ども医療費全額助成という市単独の子育て支援施策を行っていると考えておりますので、その点も御理解いただきたいと思います。 次に、2番目の下水道事業についてですが、議員御指摘のように当市の下水道整備は国から市の要求額に対する補助金がつきにくい時期があったこともあり、当初の計画より進捗がおくれ、未整備地区の方々に大変御迷惑をかけているようであります。 下水道事業は長期的で多額の事業費を要する社会資本整備事業であります。したがって、その間、備前市の人口が大きく変動し、転出による空き家の増加や自然減、高齢化等により人口が毎年約五、六百人減少している状況であります。未整備地区も同じような状況であるため、柔軟な対応も必要と思っておりますが、下水道事業は受益者負担金、排水設備の設置、下水道使用料等、市民の方々には多額の費用がかかります。その中で下水道法に定めている排水設備の設置義務、使用料、都市計画法で定められておる受益者負担金の制度については、いかんともしがたい問題であり、御理解をしていただかなければならないと思っております。 今後はその点を丁寧に受益者に説明をしていかなければならないと考えております。説明しかないと考えております。 次に、災害見舞金についてですが、岡山県災害義援金募金運動推進本部からの分配金について市はそれを伝達すべき役目であり、第1次配分後、直ちにお届けするべきところ、第2次配分を待って支給するという判断の中からおくれたことでありまして、被災者の方にはその点についておわびをいたしたいと思います。第2次配分につきましては、前回の反省を踏まえ、配分後、早急にお届けさせていただいております。 2点目の備前市災害見舞金制度、特に備前市災害見舞金等支給要綱では、災害救助法の適用を受けるような大規模な災害に対してのみ住んでいる家の床上浸水について、1世帯につき1万円の見舞金が支給されることになっております。その他の災害については、御案内のとおり支給の対象となっておりません。したがって、このたびの台風20号、21号の高潮被害についての見舞金は支給はございません。 ことしの災害状況、また近年の異常気象を考えますと、床上浸水等に対する見舞金の支給も検討する必要があろうかと、制度設計の改正も考えていきたいと考えておりますが、その際にはよろしく御理解、御支援をお願いしたいと思います。 次に4番目、市民の立場に立った災害対応をせよと、こういうことでありますが、近年台風、豪雨など異常気象により各地で甚大な災害が発生しており、それに伴い各自治体での対応は難しく、国もいろいろな支援を実施していただいているところであります。 平成30年7月豪雨において、国から示された支援パッケージの瓦れき撤去につきましては、主に倉敷や広島県内の市町における未曽有の被災に対し、国交省と環境省が連携して柔軟に対応する必要が生じたため、示されたものと認識しております。 例えば国交省が所管する都市災害復旧事業による堆積土砂排除事業の採択要件は、土砂の総量が3万立方メートル以上を基本とするなど、さまざまな規定がございます。また、災害により河川へ流入した土砂、道路へ崩落した土砂の撤去につきましては、速やかに土砂撤去をいたしております。民家等個人家屋への土砂流入などの被災についても、災害救助法の適用を受ければ、対応が可能となる場合があるようであります。いずれにいたしましても、市民が被災した場合には、迅速な対応が可能となるよう、常日ごろから情報収集などを行うなどして、災害発生に備えてまいりたいと考えております。 次に、職員派遣のPRについてですが、尾川議員の質問にもありましたが、「広報びぜん」8月号での被災支援の取り組みについて掲載をさせていただき、ホームページでも公開しております。義援金についてもするべきだという御指摘もございました。現在備前市が扱っている義援金につきましては、9月13日現在で90万6,905円と、これは備前市へのものでありまして、直接それぞれの機関に持っていったものを除いた金額ということで御理解をお願いしたいと思います。 以上、私のほうからの答弁は終わります。 ○議長(立川茂君) 荻野病院事業管理者。     〔病院事業管理者 荻野健次君 登壇〕 ◎病院事業管理者(荻野健次君) 中西議員、質問ありがとうございました。 それでは、中西議員の御質問で7番、地域医療を守るために備前市立病院の今後のあり方についてお答えいたします。 これまでにも人口3万5,000人の小さな町に公立病院が3つあるという希有な状態、その運営についてさまざまな意見をいただいてまいりました。ことしの2月の定例会においても初めて田原市長から、3病院について備前市の市民病院としての大枠の中での一体化を目指さなければならないとのお考えが示され、これまでの経緯、生活圏など考慮する中で、一体化に向けての過渡期の方策として当面吉永病院は市の北部の医療、備前病院と日生病院は一体的な運用により南部地域の医療をお願いしたいとする病院設置者とのお考えを示され、その方向で運営していただきたい、実現に向けて検討していただきたいということで、病院事業者である私に3病院の運営を任されておりますので、その方向で将来、運営しなければならないと考えております。 ただ、それに当たって私の思いとしては、本市の人口推計では、今後医療への依存度の高い後期高齢者がさらに増加すると見込まれております。住んでいるところから近くに病院があるということは、高齢者を含めて市民にとっての満足度を高めているということ、現時点では通院が可能で入院施設もある身近な医療機関としてそれぞれが役割分担をしながら、地域医療に必要な機能は残していく必要があると考えております。ただし、人口減少や高齢化に伴う医療需要の変動、診療報酬の改定に合わせベッド数の調整や地域の医療ニーズに応じた病床規制、病床機能の転換、さらに病院間の医師や医療機器、スタッフの融通による一体的運営など、各病院長の意見を聞きながら判断し、市民の命と健康を守る備前市の市民病院として必要な取り組みを進めてまいりたい所存であります。 以上です。 ○議長(立川茂君) 高山市長公室長。     〔市長公室長 高山豊彰君 登壇〕 ◎市長公室長(高山豊彰君) 私からは、5番、ふるさと納税についてお答えをさせていただきます。 先ごろ総務大臣通知を守らない自治体について、寄附をしても寄附金控除は受けられないよう地方税法の改正を行う方針についての報道がございました。本市におきましては、これまで国の通知に従い、平成29年8月に高額な商品及び返礼品の割合を3割以下にする見直しを行っております。また、本年4月、地方団体の区域内で生産されたものや提供されるサービスが適切であるとの通知がございました。岡山県とも協議をいたしまして、来年1月から総務省通知に沿った返礼することで準備を進めておりました。しかしながら、先ごろ新たな国の方針が示されたことから、返礼品の変更時期を10月末に早める予定で今準備を行っております。 以上であります。 ○議長(立川茂君) 金井病院総括事務長。     〔病院総括事務長 金井和字君 登壇〕 ◎病院総括事務長(金井和字君) それでは6番目、備前病院での時間外の受け付け、救急搬送についての御質問にお答えいたします。 夜間、休日など時間外での受け入れは、当直医師の判断により対応しておりますが、当直医師の診療科目と症状のアンマッチや検査体制の問題などからお受けできていないことが多々あるということは認識いたしております。それに伴う不満の声も耳にいたしておりますが、個々のケースによって対応も違いますし、医師の専門性やそのときの医師の判断でもありますので、事務長といたしましては心苦しく思うところもございますが、御理解を賜りたいと願うところであります。 また、救急搬送の受け入れを断られることが多いと聞くがということでございますが、救急搬送につきましては、備前病院への救急収容の問い合わせに対しまして、昨年度、29年度でございますが、229件を受け入れしております。収容できなかったものは153件、いわゆる応需率については60%ということで、高い数字であるとは思ってはおりませんが、収容できなかったもののうち、128件、84%が休日を含め診療時間外のもので、専門外で処置が困難であるとしたものがほとんどでございました。 いつでも何でも受け入れますというのは不可能ですが、10月から途絶えておりました外科の常勤医師を再び迎えることができます。また、引き続き脳神経外科医師の派遣の再開を大学にお願いしているところでありまして、それらがかなえば、今後状況も変わってくるのかなと思います。医局とも御相談しながら、救急の受け入れについて少しでも御期待に沿えるよう体制整備に病院として今後努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) まず第1に、国保の高いというところなんですけども、国保の医療費というのは、国保の医療費に対して国保税がかかってくると、で対応するということにはなるわけですが、市長の御答弁だと即答は差し控えたいということですが、正直市長も国保を納めておられたときがおありになったんじゃないかと思うんです。今国保は恐らくじゃなくて、健保になっておられると思うんです。どうでしょう、その差額は実感として高いと思いませんか。 以上です。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 比べる対象ということで即答できないという表現をさせていただいたんですが、いろいろデータを見てみますと、1人当たりといいますか、加入者1人当たりの保険料ということになりますと、実は協会けんぽよりも市町村国保のほうが安いようなことであります。ただ、加入者の対象が低所得者といいますか、仕事のない人とかというようなことになってくると、相対的に見ると国保のほうが高いというようなこともありまして、どういうような表現をさせていただいたらいいかなあということでそのような答弁をさせていただいたということで御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) その点で私は今回、国保料が18年度の県の報告では、国保料率6市町が値上げと、これは山陽新聞の2018年8月31日付の新聞に出ていました。逆に6市町が値下げと、15市町村は据え置きというふうになっていました。たまたま私の手元に資料がありまして、この資料を見てみますと、例えば備前市の所得割は、平成29年は7.60であったものが30年度には8.40に値上がっています。均等割は2万4,600円だったものが2万8,000円に上がっています。そして、平等割は1万7,600円だったものが30年度には1万9,900円に上がっています。この上がりようというのは、実はこの上がった数字で見ると、県内で3番目なんです、この率は。例えば岡山市を見てみますと、所得割で7.55です。うち8.40です。倉敷市を見ると7.20、玉野市を見ても7.20、井原市を見ても7.60なんです。つまり国保が県に移管して、なおかつ高い高いと言われていたものがまた30年度には上がった。僕は市長、所得割が岡山市が7.55でうちが8.6というのは、本当にちょっと信じられないような感じがするわけであります。この金額が所得割でいえば8.40というのは、県内で3番目、均等割の2万8,000円も県内でいえば3番目、高い国保料がもっと高くなってしまったと、これはどうなんでしょう。そう思いませんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 山本保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(山本光男君) 国民健康保険税につきましては、平成23年度に改正して以来、ここまで改正を行わずにやってきました。基金等が結構ございましたので、そちらを取り崩してやってきたということでございます。ですから、現在の基金が先ほど市長が言いましたように、2,000万円になってきたということで、本来ならもう少し前に改正の検討をすべきであったんですけれども、平成30年度からの国保の大幅な改正があるということで、それを待っての改正になりました。ということで、これは7年間我慢してきたんだということで、ここの値上げはやむを得なかったということで御理解をいただきたいと思います。
    ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) つまり、岡山市の所得割は7.55、岡山市は昨年度は7.20、確かに0.35上げているわけですが、それであったとしても岡山市は7.55、備前市は8.40なんです。財政規模からしても、あるいは全く違う自治体ではありますが、岡山市のほうが何でこんなに低くてうちがこんなに高いのか。何で高いのかという疑問が出てくるわけであります。私はここは市長に感想を聞いているんです。恐らくこのデータを見て、そこまでは市長お見えでないと思いますんで、私はこういう岡山県内で3番目に備前市の国保が高くなっていると、このことについて市長どう思われるんか、これは市長の御見解をいただきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 細かい分析は私でできておりませんけども、この際県下を一つの保険税ということにしようというような中で、それぞれの自治体でのばらつきがあると、いきなり統一は難しいという中で、段階的に一本化しようというような過程の中での今回の平成30年度の見直しと、こういうようなことであります。 そんな中で、本来は徐々に値上げをお願いしなければいけなかったところ、幸い財政調整基金もあるということから、値上げというのは我々の立場におりますと、できるだけやりたくないというようなことから、ずるずると現在までに来て、あと調整基金の残額も2,000万円に来たと、もうこれ以上は無理だという中での今回の引き上げということになったということで、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は値上げはやむを得なかったということを聞いているわけじゃなくって、県内で所得割も均等割も3番目なんだと。つまり、3番目に高い国保税になっている。このことについて市長どう思われるのかと聞いているわけです。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 人口構成とか年齢とか、いろいろな事情があろうかと思います。そういう中で詳しいことはそこまで踏み込んで検討できておりませんけども、そのようないたし方ない状況じゃないかと、このように思っております。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) この高い国保税については、引き続き市長、御一緒に勉強しながら、また議会で話をしていきたいと思います。 それでは、次の下水道事業についてでありますが、私は質問の通告でも住民への説明会の問題で、都市計画法を今取り上げて住民へ努めなければならない、努力規定ではありますが、努めなければならないというふうに都市計画法は述べているわけであります。その点で、住民への説明会の問題では、区長会に説明を行った。住民に説明会を行ったとはなってないわけであります。それが22年度にはされていなかった。26年度に事業をやろうとして、今度は町内会に言ったところ、全くそんな話は聞いていなかったといって慌てたわけであります。そこの説明会の問題は区長会で済む問題かどうか、この点をまずお伺いをしておきたいと思います。これは質問の通告にもありましたので、よろしくお願いいたします。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 区長会への説明ということでは不十分だと思っております。それぞれ整備できた地域もございましょうし、まだのところもありましょうし、直接これからかかわるところについては、真剣な問題であろうと思いますので、該当する区、町内へ出ていって説明するべきものと私は考えます。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) ここは私は、市長ではなかった時代でありますし、市長に御責任があるわけではありませんが、行政のトップとして聞かざるを得ないと。例えば4年間ストップしてしまったと、全くストップしたわけではありませんけども、しかしその間なぜストップしたのかということが4年間一度も説明がなかった。これも私は今こういう事情でストップせざるを得ないということを言う必要があったのでないかと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 冒頭の答弁の中でもお話をさせていただきましたが、市が要求した事業費に対する国の補助金がつきにくかったと、そのような説明を私は受けております。あわせて、ちょっと下水道についての事業については、政策的に控えたんじゃないかという想像をいたしております。今私の考え方では、そろそろ老朽化した施設も出てきますんで、できるだけ早く事業を済ませていくべきじゃないかというような方針にしたいと考えております。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は市長にお伺いをいたしましたのは、4年間ストップしている。市長は伺ったかもわからない。しかし、住民は4年間伺っていないわけです。30年度になって初めてもう一回仕切り直しをしてやりますよといったところまで、26年度から30年度まではストップしているわけです。本来ならば、そういう事情があるんならば、こういうことになっていますよという説明があってしかるべきではないかというふうに聞いているわけです。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) その点が不十分であったとするならば、時の施政者としておわびをして改めていきたいと思います。早急に何らかの形で住民説明を開始したいと思います。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) それで、私は地域が大きく変わっていると、今から20年前でしたら、ここの地域にもお店が3軒あって、そして郵便局もあって、住んでいる人もたくさんいた。こんなに高齢化が進んでいなくて、若い人もたくさんいた。しかし、今回私は一軒一軒回ってみましても、高齢者のお宅や空き地、そして空き家、入院、入所、こういうところが大変多うございました。だから、留守のところは除いたとしても、41軒回って36軒が接続したくない、検討中が2軒、接続希望が3軒、空き家が20軒、これも受益者負担全部かかるわけです。空き地もかかるわけです。私はこれは20年前とは全く違った地域の状況になってきている。これは特に私は小泉内閣以降、安倍内閣のアベノミクスも大きくなって、一極集中型になって、地域が破壊されている一つのあらわれだろうとは思いますが、私はこういう中で全国各地でこういった問題が起こっているのではないかというふうに思っています。これは何か調査があるわけでもなく、私もまだそこまで勉強に至っていませんが、これは私の手元に今水害で大変奮闘しておられます市のこの受益者負担に関する考え方を述べたものです。 少し読んでみますと、負担金の徴収猶予をすることができるのは、次のとおりとする。 1、受益者が当該負担金を納付することが困難であり、かつ現に所有し、または地上権などを有する土地などの状況により、徴収を猶予することが徴収上有利と認められるとき、この場合は受益者負担金を猶予しましょうと、こういう考えを持っているわけです。備前市の場合には、それがないんです。備前市の場合は、負担金の猶予は、現況が田、畑、山林の場合ということだけなんです。 それと、ここの市の私はなるほどと思ったのは、次の2のところがありました。読んでみますと、受益者について災害、盗難、その他の事故が生じたことにより、受益者が当該負担金を納付することが困難であるため、徴収を猶予することがやむを得ないと認められるとき、猶予することがやむを得ないときとは次のことをいう。 1つは、受益者がその財産につき罹災、風水害、火災、その他の災害による3割以上の破壊または焼失を受けたとき。2番目は、受益者がその財産につき時価評価50万円以上の盗難に遭ったとき。3番目は、受益者または受益者と生計を一にする親族が病気または負傷により3カ月以上の長期療養を必要とするとき。こういう基準をつくっているんです。これができているのに、備前市はどうしてできないのか。 ここの町も実は私どものような話を言いましたら、ここはそういう問題で職員がそれはすごいブーイングだと、職員も大変苦労しておられるというふうにお伺いをしました。しかし、都市計画法はなかなか強権的な法律ですから、自由なところがきかない。しかし、こういうような判断を下して猶予をやっている自治体がある。備前市はそこのところの猶予が全くない。これは大きな私は差だと思うんです。一回、これは私は検討してみる価値はあるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 今議員が言われるようなことは、備前市下水道事業受益者負担に関する条例施行規則の中にあります。ちょっと読んでみます。 実情により市長が徴収を猶予する必要があると認められる土地、申請に基づき市長が定める期間と、一応これでさっき言われたようなことがあれば、相談に来ていただければ、これに該当するかどうかで起案を回してできると思っております。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) いや、部長どうもありがとうございます。ぜひ私はそういう対応をしていただきたいと。しかし、これまで担当課、あるいは市の方とお会いしても、その話は私は──あっ部長ともお会いをしましたよね。その話は今まで私は初めて聞きましたね。今回初めてお伺いしました。地域の町内会の皆さんはそのことは全く聞いておられないと思います。それは説明会でも一言もしゃべっておられない話です。私がきょう一般質問でほかの町の例を取り上げて言ったら初めて出してきた。なぜ今までそういうことが私と部長と会っても、そういうことを言われなかったのか、このことを私は聞きたい。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) これは今まで言っていなかったことは確かです。ただ、住民の方から相談があれば、こういう事情に当たるかどうかというのは、必ず相談には乗っておりました。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私はそこの部分を、あと議会終わってからコピーをしていただきたいということをお願いして、ぜひ広く知らしめて相談に乗っていただきたいと思います。 以上で次の再質問に入ります。 義援金についてでありますが、今市長のほうは、この備前市の見舞金条例は、災害救助法の対象にならないと執行されない。しかし、床上、床下については最近多いので、何とか考えていきたいと、それは災害救助法を少しそこは外して床下、床上については考えたいということなんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 災害救助法に適用しないまでも、現下の災害事情によっては、他市町の実情から考えて、備前市も制度設計を改めるべきじゃないかというふうに思いますので、検討させていただきたいという答弁をさせていただきました。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) ぜひ検討していただきたいと私は思います。 もう一つは、災害の義援金なんですが、こうやって一般質問でお伺いをしないと、配付を、支給をしたということが全くわからない。私は少なくとも予算決算審査委員会の中で述べて、23日のきょうの台風の来るまでに私は支給すべきだということを述べましたが、何ら私は返事を受けることがありませんでした。一般質問をしなければ、こういうことがならない。そして、義援金も支給されていなかったという、私はここの危機感のなさの問題が一番大きな問題だと思っています。なぜこの一般質問にまで持ち込まなければならなかったのか、このことについてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 私も同感であり、深く反省をいたしております。これから職員を指導していきたいと考えております。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は市民の立場に立った災害対応ということで、国の対応も確かに遅きには失したところがあるわけですが、8月2日に内閣府が対応し、そして8月7日には三原市はそういう対応をしていると。後手後手に回らないように早目に行政が対応しているという一つの事例なわけで、中央官庁も遅かったけども、仁比議員の質問を受けて内閣府がすぐ出した。そして、三原市が出した。備前市も私はそうあるべきだと思うんです。だから、今度のことがうちは関係ありませんでしたというわけではなくて、やはり義援金の話であったり、あと災害に遭われた方、あるいは見舞金も含めてどうだったんかということで私は対応する行政の姿勢のあり方をここでは問うたわけであります。ですから、これはぜひそういう本当に市民の立場に立って、危機感を持って対応していただきたいというふうに思います。 そして、義援金のこの金額、きょう初めて知りましたが、たくさんの市民の方が寄せられている。本当に私はありがたいことだと思います。たしか義援金は12月まで受け付けるというふうに書いておられました。少なくとも義援金が集まって締め切ったときには、総額は広報紙とかホームページで公表していただきたいと。 あわせて職員派遣ですけども、職員派遣は7月だけじゃなくて、8月も続いているわけです。9月の「広報びぜん」を見てみると、これは何人職員が派遣されたとかというのは一切記事がないわけです。実際には終わっていないわけでありますね。どこかにスペースをとっていただいて、職員がまだ向こう現地へ行っていますよ。今延べで何人どこどこの町へ行っています。どういう記事の書き方をするのかは、皆さんのほうで検討していただきながら、そのことは市民の皆さんにお伝えしていただきたいなと。それはまた義援金の増額にもつながるかもわかりませんし、私は備前市が市の職員の皆さんが暑い中で本当に私はしんどい目に遭いながら頑張っている。そのことを市民の皆さんにお伝えできることが必要だというふうに思います。それはいかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 全くそのとおりであります。義援金の件につきましても、前回御指摘いただいたその日に、直ちに私はお配りをというか、お届けさせていただきました。また、職員の派遣についても、皆さんの励みになる、備前市は被害がなかったということで安閑としているんじゃないんだということを市民にお知らせするべきだということを指示して、8月には載させていただきました。その後なかったということはまずいんじゃないかと思って、改めて逐一報告させていただきたいと思います。義援金についても同様であります。 以上です。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 市長が御存じになってから迅速な対応ができたと、私は本当によかったと思いますが、そういう情報がきちんと市長に伝わるように、組織の中が動いていかなければいけないということを指摘をして、この問題は終わらせていただきます。 ふるさと納税についてですけども、10月末までに変更して総務省の指導内容に従うということでありました。これは地産のもの、高額なもの、返礼品の価格割合、こういうものを含めて検討されるということになるわけ。具体的には、今上がっている高額なワインとか、そういうものはなくなるんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高山市長公室長。 ◎市長公室長(高山豊彰君) 高額なものを含めまして地産でないものは消えていくということになります。議員がおっしゃいますワインについても消える予定になっております。 以上であります。 ○議長(立川茂君) よろしいですか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 6番目の備前病院での時間外の受け付け、そして救急搬送の受け入れの問題、医師の問題が大きいような感じが私もしていますが、市民の皆さんがおっしゃるのは、公の市立の病院だと、何のために市立病院はあるんかと、そういう困ったとき、救急のときにそういうときにこそ安心して受け入れてくれる、そういうのが市立病院の一つの役割じゃないかと、何のために3つの病院があって、3つの病院回って、最後吉永病院まで行ったという話も中にはあるわけで、なかなか開業医の先生がこういう地域の中での受け入れができない中で、公立病院が受け入れをしていくというのは一つの大きな役割の一つだとは思うわけです。岡山市なんかはもっと大規模に大きく取り組んで、今岡山の市民病院は救急車の搬送率では、本当に県内唯一、断トツで受け入れていると。そういう病院をつくってたということで、一つ市民病院の価値は上がったのかなという形はしますが、大変医師の問題、難しいところではありますが、私はなるべく受け入れないにしても、どこそこを紹介する、あるいは丁寧な対応をお願いをしたいというふうに思います。 この問題では、なかなか本会議場で言えないような話も多々あります。私はしっかりその点、病院のスタッフの皆さん考えていただきたいなということをお願いをしておきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。     〔「これは答弁願います」と14番中西議員発言する〕 いいですか。 金井病院総括事務長。 ◎病院総括事務長(金井和字君) 御意見ごもっともなところがございます。医師の体制整備に努めたいと思いますので、またいろいろな御意見、また別のところでお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(立川茂君) 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 荻野管理者にはお忙しい中を議場まで長時間にわたっておつき合いいただいて、本当にありがとうございます。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(立川茂君) 発言中ですが、制限時間ですので、中西議員の一般質問を終わります。 以上で中西議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時48分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、沖田議員の一般質問を願います。 7番沖田議員。     〔7番 沖田 護君 登壇〕 ◆7番(沖田護君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず1番目は、伊部地区幼保一体型施設工事請負契約の変更についてでございます。 この伊部幼保一体施設というのは、私も議員になってからずうっと市のほうに要望してまいりまして、下り松にある伊部保育園と殿土井が一緒になる。なかなか統廃合は難しい中で、あそこに置くということは非常に理想的でもあり、すばらしい施設をぜひ早くしてほしいということで、今回契約もあり、施行することについては、私は全面的に賛成をさせていただいております。もともと2回も落ちましたけど、私は最初に思っていたのは、小学校を殿土井に移して、幼保一体、小中が一緒になる。そして、小学校の跡地を壊してドームをつくって、そこに全国の焼き物が学べる、あるいはお店をつくる、道の駅構想というのも考えたことがありましたけども、今回の内容について反対ではありません。しかし、今回びっくりしたのは、請負代金の変更ということで、7億1,100万円が7億7,300万円、先ほど川崎議員もおっしゃっていましたように、6,200万円も追加が来たということであります。 8月27日の厚生委員会、私の質問で、厚生委員会では土地改良についてはお話がありました。土地の改良をするために追加が出ます。またかという話をした記憶があります。ところが、今回議案書が来ますと、木工事及び家具工事、これは外構と読むんでしょうか、園庭整備工事を含む契約内容の変更で追加が出たと。えっ1週間でこれだけの追加が来るのかとびっくりしたわけであります。この内訳をまずお答えいただきたい。 そして、なぜこういう内容が事前に厚生委員会に話がなかったのか、こういう高額の金額になる件については、事前審査とかなしに、やっぱり問題が起きたらその都度報告するという姿勢が大切。私は民間におりましたから、クレームがありましたらユーザーによくおわびに行きました、製造責任者として。まず問題があれば、すぐ行く。お叱りを受ける。そして、対策をする。あるいは代替のものを送る。誠意を持って対応するということであります。今回見ると、その誠意も感じられなかったということで、これはネットを通じて皆さん見ていますし、余り汚い言葉も使いたくないし、子供が見ているということでありますが、本当は怒り心頭に発しているというのが事実であります。 執行部並びに担当部局は、これは担当者の責任だということは言っていませんから、そのこともあえて申し上げておきます。責めるつもりもありません。しかし、教育委員会並びに市執行部は、市民の代表である我々議員をどう思っているのかということであります。 振り返ってみれば、吉永でも追加が出ていたということを聞いております。カルシウムが出たと、工場跡地だということで、そのとき処理して、議事録を見ると、結構問題視された経過があります。どうも後で聞きますけど、同じ設計事務所がしている。なぜ同じ石に2回も転ぶようなことが起きるのか、なぜ設計段階でわからなかったのか、誰がその設計事務所を選んだのか、そして今回の失敗を受けて、なぜ同じことを繰り返したのか、検証はちゃんとしたのか。また、ちまたのうわさによると、東鶴山の工事でも同じようなことがこの設計事務所で起きていると聞く、それは事実かどうか。 私は市民の税金を使うという意識が欠落しているんではないかというふうに思わざるを得ないんです。責任はもちろん最終責任は市長にありますけど、市長が全部見れるわけではありません。つかさつかさその部門部門でちゃんと責任者がいるわけですから、それをきちっと明確にして、処分しろとか言っているんじゃないんですよ。なぜ起きたかということを検証しなければならない。 行政の責務は、法と正義に基づき、公正公平に行うこと、それを私たちも信じるからこそ、信頼をして我々が持つ最大の権利である議決権を行使するわけですから、このことは今回信頼関係が崩れたと私は思っております。明確に今までの過去の経過を検証して、今どういう形であったのか、納得いく形で回答いただきたいということであります。 2番目に、備前市の防犯灯のLEDの普及ということについてお話をさせていただきたいと思います。 これは市長さんを初め皆さんいろいろなところを回っておられて、旧備前市では特に区会の皆さんや地区の皆さんから、区会の役員私もしていましたけど、防犯灯をかえたいんだと、LEDが明るくて電気も長寿命、電気代も安うて買えるということだけで、半分地域が出して半分市からもらうんですけど、予算枠がすぐいっぱいになるんです。実は私どもの開ケ丘というところでも、落雷があって14灯ぽんと消しちゃった。市に持っていったら、予算がないんだと、この時期に。それは7月なんです。備前市の財政は厳しい厳しいと言うんです。だけど、さっきの話じゃないですけど、6,000万円も余分に出すお金がある。市庁舎も建てれる。映画にも2,000万円出す。反対しているんじゃないんですよ。本当に市民、庶民が困っていることに対しての予算というのは、もう少しつけてもいい。さっき言ったように、LEDは省エネであり、明るさであり、防犯であり、地域の役に立つ事業なわけです。これに僕は1,000万円、2,000万円出したとしても、別に反対する人もいないだろうし、さすが田原市長は市民目線で、議会も経験されているし、市民に優しいなあと、こう思っていただけるんではないかと思うんです。 不思議なのは、こうやってきょうひなビジョンとかネットで見ていると思うんですけど、日生に行くとこの議論を余り聞かないんですよね。だから、日生や吉永は今まで違う形態であったのかどうか。別に批判するわけじゃないんですよ。もし形態が違うとしたら、やっぱり同じようにしなければならない。制度設計が違うのかどうか。 それともう一点は、現在の地区別のLEDの普及率を一回調べてほしいと思うんです。これはLEDはずっと安心・安全だけじゃなしに、省エネ、電気代を地区の会費で払っとんですよ。これ結構うちの地区の区会でも金額多いんです。多い。この部分がちょっとでも安くなれば、我々としてもほかのことに、ほかの事業に使うことができます。 それから、むしろ災害が起きたり、ポールが破損したりして、5本も10本も急に壊れた。このときぐらい、わずかなことですから、10万円、20万円のことですから、予備費を検討してもらえればありがたいなあと、こう思うわけであります。 3番目の御質問に入らせていただきます。 荻野先生、きょうはどうもお忙しい中、ありがとうございます。前、議会におりましたときも、何回か御質問させていただいたり、いろいろ御指導もいただきました。きょうは午前、午後にわたりましておいでいただきまして、心から感謝申し上げています。 荻野先生といえば、私がずうっと十数年前ですか、合併したときにちょうどうちの空手の教え子が飛び膝蹴りで頬が陥没しまして、どこの病院も受け入れてもらえなかったので、9時前に吉永病院に行きました。整形外科の先生が出てきて、荻野先生も出てこられたんですけど、すぐCTを撮って診ていただいた。そのとき感心したのは、おばあちゃんが風邪引いて来られたんですよ。ほんなら、鼻水垂らして、先生が「おばあちゃんえらかったなあ。よう来てくれた。私が診てあげて、注射も打って薬も上げよう。もし朝えらかったらまたおいで」というのを私、先生は忘れられているかもしれない。私は聞いて、地域医療というのはやっぱりそこが原点ではないかなあと、こういうふうに感じているところであります。今回、質問の中身としては、決算審査意見書にあるように、管理者を置くことによって財務・契約・人事の事務部門を病院事業全体で実施する体制に移行する。医事部門においても、共通化できる部分は共通化する。重複する投資や事務を避けることが可能となる等々とありました。現行の進み度をお伺いしたいと思いますし、私これは市長とも余り考え方が変わらないんですけど、吉永病院は地域に根差したミニ総合病院として1.5テスラのMRIや80列の割と最新鋭のCTを持つ備前病院を基幹として日生病院と組んでの二極化というお考えを示されておりますが、これも私も大賛成であります。だから、これが本当にそういうふうに進んでいるのかどうか、きょうも確認させていただきたいと、こう思っております。 当面は、先ほど中西議員も心配されていましたように、本当にちょっと現金、預金のない備前病院の再建策ですよね。日生病院も確かに常勤医が少ない、院内薬局ということもあるけども、財政的に厳しい。この現状を見て率直に先生がどう思われるか。また、3病院の目指す方向性について荻野管理者の御意見をいただきたい、こういうふうに思っております。 4番目、防災無線について御質問させていただきます。 私も議会におりましたとき、何度も質問しておりますけども、旧備前市は防災行政無線がありません。アナログが32基あっただけでありますけども、現在移動系が整備されております。これデジタルで整備されたということであります。同報系、屋外にポールを立てて、スピーカーで放送する屋外子局を持つ同報無線については、今回おくれて市役所の整備が終わる32年から34年の3年間で整備になると聞いております。 ここで1点確認なんですけども、もともと同報系は屋外ですから大きな声で放送しますから、60メガヘルツ前後、61.2とか62メガとか、そういうところで小さい周波数で放送します。移動系はこういう無線機みたいなもんでしますから、従来は400メガヘルツで大きい波長で聞き取れたらいいという分。これは別々に整備すると、それぞれ5億円、10億円という単位で、親機もそれからパラボラアンテナも別にしないといけませんから、今移動系がデジタルで、これは351ですけど、260メガサイクルになったので、移動系から同報系62メガヘルツへ飛ばすことが可能だということで整備する。ただし、担当部局に確認すると、やっぱり260から60メガに飛ばすと、音が割れて大きな音声になりますから、聞き取りにくいというお話を聞きました。整備計画は全体像でするんでしょうけども、木生から坂田のあたりまでの海岸線に津波とか関係ありますから、置いて、そこを重点的にするような計画だと思います。1塔400万円、500万円、私が前試算したときは118ぐらいつけたら大体カバーできるかなと思っています。その辺も含めて32年度からの整備計画の、余り詳しくはいいです、ばくっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それと同時に、再質で聞きますけど、ちょっと覚えておいていただきたいのは、吉永の防災無線もかなり古くなっているということで、そのあたりもお聞きしたいと思います。 そこで、御提案ということですけども、実は私の住んでいる浦伊部は、南だけですけども、こちらから光ケ丘南、開、つつじと分かれております。南が一つ有線放送、光は建物がないですから、ポールにそのまま直結しています。開ケ丘とつつじが丘に1カ所置いて、それぞれの公民館やポールから放送するようにしていました。今回それは宝くじで250万円、2回もらってしたんですけど、昨年も250万円いただいたので、そこに無線機をつけました。この無線機を使って、大体30キロ、平たんであれば30キロ飛ばして南の地区はこっから災害が発生しましたよと、ここは遮断されていますけど、屋上からでもすると南地区、恐らく650軒ぐらいに対しては一斉放送が可能になります。もちろん、これ光とか開とか分かれて分離することもできる。だから、防災無線ほどの性能はないですが、有線放送、防災無線の補完として使うことが可能。ですから、それは中継さえ設ければ、例えば伊部で有線放送があるところにも飛ばせますし、片上の有線放送を整備しているところにも、アンテナを立てて、こういう子機を置けば飛ばすことができます。何かあれば、区長さんに電話して一々鍵をあけて放送しろといっても、区長さんもいつもそこへついているわけではありませんから、市役所の職員がこれを持って移動して、その地区地区で放送するぐらい。それはもう数百万円単位でできるわけですから、こういうものも一度前向きに御検討いただきたい。特に旧備前市では有線放送のないところももちろんあります。市は4割しか負担してくれませんから、なかなか1,000万円で600万円出せというたらできないので、我々は宝くじの補助金を使って今750万円でここまでするようにはしましたけども、こういうことをもう少し市が考えていただければ、防災無線であれば1塔が大体四、五百万円かかるわけですから、かなり安価に近い事業を展開することができるということであります。 5番目に、バス事業についてはるる今までも議論がありました。私は今見直しをどんどんかけていると思うんです。例えば浦伊部なんか来ていませんよね。それから西鶴山もそうなんです。1時間に1本通っているところもあれば、全然来てないところもある。デマンドのデマンドと言ったらいけないですけど、毎日走ることが必要なのか。例えばこの地区は月曜日と水曜日と金曜日に午前中の大体9時から10時まで走りますよ、私はそういうんでも、ちっちゃいんでいいんだ。あんな何か有名デザイナーで、マークだけが300万円も打ったようなきれいなバスじゃなくても、私はずうっと歩くのは、ぼろぼろでもいいからとりあえず来てくれたらいいんだという希望が非常に多いんです。お買い物も袋を提げて私も歩いてみますけど、なかなか上がれません。だから、完璧な方法はないんだけど、そういう少し柔軟さを持ったバス事業の展開もひとつ試験的に検討していただければどうかなあということを提案したいと、こう思っております。 6番目になりますけども、久々井の運動公園に実際の休息するところといったら中しかない。私も空手の大会とかテニスもたくさん来ていますから見ますけど、弁当なんかもコンビニで買って行っている。あるいは持ってきているような状況です。和気にちょうど川沿いにリバーサイドというか、木造でつくったちょっと休憩して、隣に障害の方が御飯を提供したり、もちろん地区の方たちが皆さんで、私も安いんでよく食べに行くんです。工事現場の方なんかもあそこで夏なんか暑いなあということで休憩したり、自動販売機でジュースを買ったり御飯も食べたりしています。ああいうものを二業組合とかのいろいろな関係もあるんでしょうけど、久々井に置けば年間17万円、それは土日祭日ぐらいでいいと思うんです。あそこを利用する方にファクスとかメールで弁当の注文を受けて、そこで提供すれば、決してロスは少ないと思います。夏は行ってみますけど、プールにたくさんの子供たちが来てますから、それなりの私は需要があるんではないかなあと思っております。施設は市が整備するとして、中は例えば何とか協力隊とかという人もあるでしょうし、二業組合で手を上げた人にやっていただいてもいいでしょうし、前に前市長が会頭のときにちょうど商工会議所で議員との懇談会を提案した。いいね、すぐやろうというようなこと、二業組合の会長もおっしゃったんですけど、言うだけでなかなかできません。言うのはできますけど、やるのは難しい。しかし、ちょっと前向きにこのあたり考えていただいて、あれだけの施設、中四国でも大きい施設ですから、そこに少し休息したり食事をしたりするところがあるというのは、決してマイナスにはならない、こういうふうに思っております。 7番目でありますけども、ICT選手権の開催ということで、先般厚生委員会で日生の西小学校でしたか、IT教育を見させていただきました。よくできているから見に行ったんだと思うんですよ。全部の学校が全てそれだけのレベルにあるとは思いません。ただ、ホームページを見ますと、過去2年間ぐらいの各学校の取り組みがありました。それはすばらしいものであります。私は一斉に導入することなどは、当然反対の立場なんです。機械が人を育てるとは思いませんし、アメリカの名立たるIT企業家は自分の子供にスマホも持たせない、あるいは持たせるとしても制限する。一番の理由は何かといったら、どっかの本に書いていました。子供は創造性を養うものであってという話ですね。子供は豊かな創造性を養うものであるから、あくまで機械というのは補完的なものである。つまり、僕みたいに頭が悪いと、常に家に帰ってパソコンたたいて、ウィキペディアで見ないとすぐ忘れちゃいます。だから、タブレットも家にありますけど、そうやって見る。だけど、子供たちは豊かな創造性があるわけですから、それを生かしていくということのほうが優先するとは思いますが、これだけの機器を全国に先駆けて、教室も含めて整備しているわけです。インフォメーション・コミュニケーションですか、本当にテクノロジーを使った教育について一度で選手権でもしたらどうかなあと。学校別だとちょっと人数に差がある。だから、学年ごとでもいいから、順位をつけるということではないんですけども、一回テーマを決めてIT機器を使ってプレゼンをして、みんなでパフォーマンスする。また、それで生きがいが出る。例えば修学旅行に行ってそれを成果につなげる。あるいは、日生だったらかき祭とか、消防とか、そういう地区地区のものをテーマにしてもいいですから、そうした選手権をして、賞品を出したら問題があるでしょうから、市長から市長賞なり、教育長から教育長賞なり出して、それをたたえるというのはいかがかなあということを提案させていただきたいと思います。 以上で質問を終わらせていただきますので、明快な御回答をよろしくお願いいたします。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、沖田議員の質問に順次お答えをいたします。 まず、沖田議員の多額な工事請負契約の変更についての御指摘はごもっとものことと思います。私自身も基礎工事の段階で予期せぬ土質改良や地中障害物の除去作業があることについての報告は受けておりましたが、8月20日に担当者からその他の工事を含む具体的な設計変更の内容とその金額の説明を受け、その金額の大きさに唖然といたしました。担当者からの報告では、契約変更の議案の準備がなかなか整わなかった状況とのことで現在に至っております。 委員会で事実を丁寧に説明し、理解を得るよう指示いたしましたが、まず執行責任者としての私のほうから、改めておわびかたがた御説明を申し上げたいと思います。 1点目、時系列についての説明でございますが、まず土質改良が必要であることが明らかになりましたが、ことしはあいにく市議会選挙とも重なり、説明の機会を失ったということも一つの要因であろうかと思います。6月21日の厚生文教委員会において初めて担当者から主な作業内容について説明をいたしたところでございます。その後、さらにその他に必要な工事が出てまいりましたため、8月27日の厚生文教委員会において、担当者は伊部地区幼保一体型施設整備の設計内容についてを6月21日の厚生文教委員会において説明したところの土質改良に加え、遊戯室、保育室の内装及び建具の仕様の変更、舗装及びフェンス等の仕様の変更、園庭等の整備内容の変更等について、3点からの増額の変更契約の議案を9月定例議会で上程する予定があることを説明はいたしておりますが、その際に金額的な明示はしていなかったようであります。 なお、土質改良以外の2件は、7月ごろの工事施工の工程会議において議論がなされたものであります。工事施工の工程会議とは、毎週1回、工程会議、毎週水曜日に開催をして、工事施工業者、施工監理業者、市工事担当課で行うもので、園関係者等の意見を反映させ、工事内容の変更及び追加の議論を随時行うものでございます。 このような会議を通じて施設を利用する園児のよりよい生活環境を整備するための工事内容の変更設計を行ってまいりましたが、積算及び内容の精査に時間を要したため、報告ができる時期が8月末になったものであります。 変更内容の内訳といたしましては、1、掘削土の土質改良及び地中から出てきた古い建物のコンクリート土間など、地中障害物の撤去費用として1,530万4,000円。 2つ目、遊戯室のステージ登り台の追加や保育室のガラス戸への変更、配膳棚の配置など、内装や建具の変更の工事費として825万4,000円。 3つ目、アスファルト舗装の一部を透水性の舗装に変更。インターロッキングの面積の変更。フェンスの高さを1.2メートルから1.5メートルへ変更を行うものや、周辺環境による園庭整備計画の見直しなど、外構工事の費用として3,875万8,000円であり、これら全てを合計しますと、御指摘のような6,231万6,000円となるものであります。 外構工事の一部につきましては、別途工事として入札することも考えられましたが、さらに複数の業者が加わることにより、工事現場の混乱を考えた場合、契約変更を通じた対応のほうが適当と判断したものであります。 市執行部といたしましては、どの変更内容についても園運営には必要なものと判断をいたしております。 2、3点目についてでございますが、設計段階で行う地質調査は、地形や建物の配置状況を踏まえて行うもので、伊部地区幼保一体施設の工事の場合、既存の建物も存在しておったことから、敷地の地下全域を調査することは不可能であるため、2カ所程度のボーリング調査を行うことが妥当として考え、実施いたしております。 地質調査の目的は、建物を支えるくいの支持層の確認と液状化の検討が目的となっておりますので、それぞれの土質試験まで行わないため、設計段階では土質の状態まで予見できなかったことはいたし方なかったことと判断をいたしております。 他方、本来当初設計に含むべき内容を計上できていなかった部分もあります。このことについては、本工事の設計事務所である株式会社宮崎建築設計事務所には深く反省をしていただかなければならないと思っております。 また、このような業者の作業の不備を把握できなかった市も反省しなければなりません。 4点目、なぜ同じことが繰り返すのかの検証についてですが、土質の問題については先ほど説明させていただいた調査上の困難さがあったということで、予見は困難であったということ。その他の項目につきましては、こども園の開園時期が決まっている中で、設計から発注までの期間が非常に短期間であったため、設計内容の十分な検討ができず、見直しが必要になったことと考えられます。ただ、これらはいいわけにすぎません。今後はこのようなことのないよう、余裕を持った計画、工事発注に努めてまいりたいと思います。 5点目の東鶴山の工事の状況についてでございますが、東鶴山幼保一体型施設整備工事では、既存の幼稚園園舎を増改築し、こども園とする工事を施工しております。その中で既存園舎部分の壁面の改修などの工事を追加施工しなければならないということが判明したものであり、現在設計業者が工事費を精査しているところであり、市といたしましては、詳細な報告を待っているところであります。 責任の所在につきましては、詳細な報告を受けてから必要な措置を判断してまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、税金を使う意識につきましては、職員一同常に節税、倹約を心がけていることについては御理解を願いたいと思います。 次に、質問の大きな2番目、防犯灯のLED普及率については、後ほど担当者のほうから答弁をさせていただきます。 5番目の市営バス事業の現状と今後についてですが、市営バスは平成29年4月から運行開始した頭島線を含め現在は10路線を運行しており、路線バスの市営化後、運行本数、利用者数ともに充実、増加しておりますが、住民からは個別の要望が多く、今後とも現在利用されている方や自治会関係者の御意見もお聞きしながら、利用状況の検証を行い、持続可能な市営バス維持に努めてまいりたいと思います。 恩恵を受けていない地区、西鶴山、香登、伊部地区は民間業者に路線バスを運行していただいていることもあり、市営バスは運行できておりません。また、路線バスは国道2号、250号を中心に運行していることから、国道から離れた地域にお住まいの方には利用しにくいということも現状でございます。高齢者や障害者等を対象にしている乗り合い生活交通チケットを利用したり、タクシーも利用していくなりにより御活用いただければと思っております。 また、御提案いただきました買い物、通院等、利用度に沿ったデマンド的なことも工夫せよという御提案もいただきましたので、その点も含めて今後検討してまいりたいと、このように考えております。 6番目の備前市総合運動公園に休息や食事のできる施設をつくるべきだという御提案でございます。 現状といたしましては、体育館内に自動販売機等で焼きそば等の軽食の販売も行っておりますが、十分とは思っておりません。利用者の立場に立った対策を施設管理公社に委託しておりますので、話し合っていきたいと考えております。 なお、休憩や食事のできる施設、合宿所の建設等につきましては、民間活力の導入も含め今後検討してまいりたいと考えております。 以上、私からの答弁です。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 私からは7番、ICT選手権を開催してはどうかという御提案についてお答えを申し上げます。 教育委員会では、ICTを一つの教具として捉えて、その活用推進に取り組んでまいりました。今後も効果的に授業で活用しながら、子供たちの基礎学力の定着を図るとともに、問題解決能力を伸ばしていきたいと考えております。 そのために、ICT活用事例集等で教員の指導技術を共有することで、ICTの利点を生かした活用をさらに進めていきたいと考えております。 議員御提案のICT選手権についてでございますが、先進的なアイデアをいただいたと思っております。しかし、今現在市内の実態から考えて、機はまだ熟していないと認識をしております。ただ、各学校においてこれまで取り組んできた活用事例の共有や蓄積をこれまで以上に行うとともに、授業の中で目標達成のしやすさに応じたICT機器の活用推進を図っていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 また、子供たちの思考力や表現力を育成するためにも、プレゼンテーションソフトを活用した学習成果を発表する機会等、子供たちが主体的に、また効果的にICTを活用し、自分たちの取り組みを発信することができるよう、これまで以上に取り組みの強化に努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 荻野病院事業管理者。     〔病院事業管理者 荻野健次君 登壇〕 ◎病院事業管理者(荻野健次君) 沖田議員の第3番目の質問であります。 沖田議員には、私に対する温かいエールをいただいたものと感謝しております。また、質問ありがとうございます。 それでは、3番目の備前市3病院、3市民病院の現状と将来についてお答えいたします。 まず、平成29年度決算審査の意見として、種々の御意見をいただいている点については、病院事業管理者を置いたことへの期待が込められていると思っております。また、各病院の現状から見て、素直な思いではありますが、備前病院については周辺の住民が多く、経営の原資は十分にあると思いますので、それをどう引き入れていくか、これまで生かし切れていないところがあるので、10月から新しい外科医が来て、彼は夜7時、8時でもやると言ってくれています。待望の常勤外科医が来ることに大変期待しております。日生病院についても、患者の減も回復基調にあると伺っております。今までずうっと黒字を通した病院ですので、立ち直りも早いかと思っております。ただ、今後少子・高齢化に伴い、住民の減少によることで3病院の経営は楽観視はできないところであります。また、今後の病院経営について山積みする課題がたくさんあることを痛感しているところであります。 次に、3病院の方向性については、中西議員への答弁でも申し上げましたが、各病院の単位での心配よりは、3病院の方向性をどうするか、近々の課題であると認識しており、市長から病院設置者として示された一体化に向けて、その意向に沿った運営をしていくところでありますが、一朝一夕に片づくものではないということも御理解をいただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(立川茂君) 高山市長公室長。     〔市長公室長 高山豊彰君 登壇〕 ◎市長公室長(高山豊彰君) 私からは、2番の防犯灯と4番の防災無線についてお答えをさせていただきます。 防犯灯についてでありますが、旧日生町において町が設置したものについては、現在電気代と球がえを市が負担しております。機器が故障した際には、地区と協議をいたし、地元町内会へLED防犯灯の設置と維持管理をお願いをしております。 次に、防犯灯のLED化の普及率についてでありますが、設置した住民団体等で管理をされておりますことから、設置数は把握できておりません。したがいまして、普及率はわからないというのが現状でございます。 また、LED化に伴う防犯灯設置に対する補助制度は、10年以上継続しておりますので、普及率はかなり進んでいるとは思われます。毎年申請も多く、早い時期には当初予算額を執行している状況でございますが、補正予算での対応も現在検討しているところであります。 4番、防災無線についてでありますが、当初の計画といたしましては、移動系の周波数である260メガヘルツ帯を使用した屋外拡声システムを構築する計画でありました。しかしながら、昨今の災害状況を鑑み、伝達情報の複雑化や戸別受信機への設置への対応、また60メガヘルツ帯の同報系システムでは、新しい方式も出てきているということなどから、当市で計画した当初より取り巻く環境の変化がございます。そうしたことから、60メガヘルツ帯の周波数を使用した同報系システム構築との比較検討も行っていきたいというふうに考えております。 また、音質につきましては、260メガヘルツ帯による屋外拡声子局に比べまして60メガヘルツ帯の屋外拡声子局の音質がすぐれるということは、議員が御指摘のとおりであります。 音質も含めまして、システムごとの機能、メリット、整備コスト等の要素について両周波数で拡声システム構築の比較検討を行ってまいりたいというふうに考えております。 また、吉永地区の防災無線につきましては、昭和63年ごろに整備されたものであります。約30年が経過しているシステムであります。 議員から御提案のありました浦伊部南地区で整備された放送につきましては、同報系のシステムを補完する方式としては有効であるというふうに考えますので、それもあわせて研究をしてまいりたいというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 順番がちょっと変わるんですけども、病院事業ありがとうございました。荻野先生の御提案をいただきました。備前病院も心配しておりましたけど、外科医が入るということで、荻野先生、常々一人スーパードクターがいれば、100床ぐらいの病院は回せるということも前おっしゃっていたように思いますので、その外科医の先生に期待をして建て直しをしていただきたいというふうにきょうは理解をしておきたいと思います。 市長に少し確認ですけども、市長の案は私も大賛成なんですよ。二極化して、例えば吉永はミニ総合病院としてやっていく。あれに本当に老健がつきゃもっといいんでしょうけど。備前病院はMRI、CTともに現在考えられる中では、備前病院レベルで見れば、最新鋭の割と機器を持っている。放射線科の医師もある。日生病院とリンクしてお互いに分担をしてやっていけばいけると。もっと効果が、もう少しまだ効果が実は出るんではないかなと思うんですけども、その辺、市長改めて御見解をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ありがとうございます。備前市の3病院につきましては、合併協議の段階からいろいろ協議あった中で、合併後においてそれぞれの地区での病院が新設された、そのような経緯がございます。市民の中には、この程度の人口規模で3つの病院はいかがなものかというような声もありますけれども、現在3つあるということは、それは一つの強みとして包括ケアシステム、身近なところで駆けつけれる公立病院があるんだということは、大切に守っていかなければいけないと思っております。しかし、管理者のほうからも話がありましたように、人口減が進んでおります。そのような中で、通院者、医療圏、そういうようなことなど考えてみますと、将来は3つの病院、1つの病院事業という捉え方をする中で、当面は山陽本線沿いの吉永病院、そして赤穂線沿いの、沿線の備前、日生病院をまず一体化すると。そういうような二極化で進めていくべきじゃなかろうかと。そういう中で機器の有効活用、また先生方の相互乗り入れといいますか、患者の皆さんを3病院で診ていくんだと、そういうような考え方を管理者の先生、また3病院の院長さんにお願いできませんかという提案をしておるということが現状であります。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 公立病院はお金がなくても診てもらえる、そういう特徴もあるわけですから、建てた病院をなくさないように、私たちも努力していかなければなりませんし、忌憚のない意見を皆さんで交換しながら、強い市長のリーダーシップと荻野管理者にもお力をいただいて、病院も変わっていくということが必要ではないかなということだけ申し上げておきたいと思います。 では、最初から、ちょっと戻って、最初の請負工事、市長から御丁寧な説明がありました。それは重く受けとめておきます。ただし、ちょっと担当者に聞きたいんだけど、8月20日にその話があって、8月27日に僕のイメージでは土木のほうの改良ぐらいしか聞いていないんで、ちょっと僕の頭が悪いので、さっきの家具とかそういうようなんも説明したということなんだけど、そんな話も何か聞いたか聞いていないかということと、僕ちょっと思うのは、なぜそのときに例えば図面ぐらいは持ってきて、市長ね、今までは、僕はそんなに図面読めませんよ。職員にもその設計図面を読めとは僕は言いません、建築士がおれば別だけど。まあそれでも、図面ぐらい来て、ここの土壌がこう問題があったと、ここをちょっと改良するんだと、何か出てきたと、ここへちょっと家具を追加して、ここの園庭のフェンスを高く上げるんだぐらいのスケッチ図ぐらい持ってきて、その場で説明しているんなら、わかりましたと言いますよ。でも、口頭で僕は確認しているんですけど、それは土壌の改良だから、いつ出すんやといったら、今回の議案に出しますよという話で、あけてみたら、6,000万円という話でしょう。それはいかにも誠意のない回答ですよ。逆にこちらへおられたら多分怒ると思うんですよ。自分の家でですよ、1,500万円から2,000万円の家で、そんな1割近く、200万円も急に追加が出たら、ばかにするなと怒りますよ。ちょっとばかという言葉は取り下げますけど、そういう話なんです。そこら辺どうなんですかね。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 8月の末の厚生文教委員会の説明ですけれども、事実関係といたしまして、土質改良等に加えまして、遊戯室、保育室の内装及び建具の仕様変更、また舗装及びフェンス等の仕様変更、園庭等の整備内容の変更等について、口頭にて御説明をさせていただきました。また、このことについて増額の契約変更の議案を9月定例会で上程するということを御説明申し上げました。ただ、議員御指摘のとおり、その説明の仕方について口頭の説明でよかったのかどうか、またその際には金額は提示しておらないわけですけれども、それがよかったのかどうかは、ちょっと反省しなければならないというふうに今感じております。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 市長から丁寧に陳謝もあったから、このことを蒸し返したくはないんだけど、重大なことなんですよ、これは。市長に謝らすってことは部下が悪いんですよ、きちっとできていないわけでしょう。市長はそんな細かいところは図面を見るわけじゃない。これはなぜなのか。例えばなぜこういう設計ミスが起きたのか。これが設計ミスとしたらですよ。じゃあ、なぜ起きたのか。じゃあ、なぜ設計事務所がこういうミスを犯したのか。なぜ職員が気がつかなかったのか。そういうふうな検証してみて、それは職員に見る能力がなかったか、いやいや能力を付加した職員をそこに配置していなかったなのか。こんなことはもう想定外で、設計事務所が書いたら、それはもう正しいもんだと信じてやっていたのか。逆に言えば、あったとしても、出せばもうできてしょうがないから、まあ賛成してくれるしという甘い考えがあったのか。だから、そこら辺は僕責めるんじゃなしに、これはいい機会なんで、吉永でも同じことがあった。また、東鶴山も今の話だったら追加出るんでしょう。これも聞いてないですよ、そんな話は今まで。僕が言ったから今聞いただけで。だから、きちっと時系列的に今市長が説明されたけど、もっときちっとして、そこでなぜそういう問題がその都度起きて、そこでなぜきちっとできなかったのかということを、やっぱりフローチャートにでも書いて、検証して、ここでもうこれはなしにしましょうねと、それは責めるんではなくて、責任追及でもなくて、出た現象についてきちっと整理していくことをしないと、また同じことが起きますよ。よもやこの新庁舎でまた追加が出るようなことは、僕はないとは信じているんだけど、ね、そういう疑惑を招くじゃないですか。その辺は教育長も含め、部長も含めどう思われているのか。 ○議長(立川茂君) 答弁は。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) なぜこのようなことが起きるのかと、その検証についての御指摘だと思います。基本的には、先ほど市長から申し上げましたとおり、やはり時間の短い中で精査する時間がなかったというのが正直なところではありますけれども、しかしもう少し詳しく検討する必要があろうかなというふうに思います。 やはり外部に委託する形でやるものなので、事業者の専門性に期待する部分はあります。しっかりとやり遂げていただきたいという気持ちはもちろんあります。と同時に、職員としてそのできぐあいについてきちんと確認することも必要であったと思いますし、それが実際にどこまでできるのかというところも、いま一度しっかりと確認をしていきたいというふうに思います。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 私は決して削れとか、安く仕上げなさいとかと言っているつもりはありません。なぜなら、これだけの大規模な幼保一体で備前市でも一番大きな幼保一体施設になるんで、過不足なくそこで学ぶ園児さんや保護者や、それからまずは保育士の先生方が働きやすく、安心・安全な中で、環境で過ごせるようなものをつくっていただきたいという強い思いがある。反面、そういうことが出ると、そのこと自体がだめになってしまうと思うんですよ。ちょっと指名委員長は副市長かな、副市長にちょっとお伺いしたいんだけど、これ設計事務所は同じに聞いているのは、これは入札でもしたの、それともこれは何かの関係で随意契約したのか、ちょっとその辺をお聞きしたいんだけど。 ○議長(立川茂君) 答弁願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 設計につきましては、吉永の幼保一体型の施設の設計をベースにすれば、そのほとんどが流用可能だというような、安くできるという理由から、株式会社宮崎設計事務所と随意契約を行ったと、このように聞いております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) そのときに例のカルシウムでしたか、何か出て、多分市長もそのときはこちら側へおられて、憤慨された一人だろうと思うんですけども。そういう問題があったにもかかわらず、それを使ってまた同じような問題が出た。この辺はね、副市長、ちょっと選ぶところを考えにゃ、教育委員会にそんなん考えいったって、専門的知識を持っているわけじゃないんで、教育の専門家はいるかもしれないけど、設計図面を見たら専門家はいないわけだから、それはプロであるあなたが考えないといけない話ではないかと思うんだけど、いかがですか。 ○議長(立川茂君) 答弁願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 私は常日ごろからそういうふうに考えて行っているつもりでございます。ただ、この件につきましては、私がこの分に関与していない部分の時期であったので、その点についてはちょっと何とも言えません。 以上です。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) この件は、ぜひその担当者を責めるとかというんじゃなしに、なぜこういう事象が起きて、こういうことに至ったのかということをよう内部で検証していただいて、冒頭、市長のほうから丁寧に陳謝もありましたので、それはそれでまた委員会では議論になるでしょうけど、私としては重く受けとめさせていただきますけども、同じことが二度三度、もう二度三度も起きているわけですから、これ以上起きて同じ石に何度もつまずいて転ぶことがないようにお願いをしたいと思います。 続きまして、防災無線の件ですけども、さっきちょっとお伺いしたら、260メガから60メガ帯にぽんと飛ばすとなると、ハウリングしたり、音声が乱れたりということで、今何か別に検討されているようなお話をされていましたけど、これたしか僕が前、僕が浪人中ですけど、見たら契約をしていたんじゃないんですかね。移動系と同報系を何かして、前は、もう本来は29年ぐらいに同報系が入るような計画になった、たぶんその市役所、新庁舎を建てるということと、当然そこに親機を置いて、アンテナとかも変わってくると思うので、おくれたんだとは理解しているんですけど、その辺もう少し詳しく。 ○議長(立川茂君) 答弁願います。 高山市長公室長。 ◎市長公室長(高山豊彰君) 契約については、移動系は移動系のみで行っておりますので、あとの同報系はまた別契約というふうに考えております。 以上であります。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) となると、親機も同報系の例えば笹尾山だけじゃなしに、福石とかいろんなところへ置かないといけないので、相当費用がかかってきますよね。だから、当初の費用見積もりよりも、ただ先ほど申し上げたように、もちろん御存じで私も理解しているつもりですけど、海岸線だけをするにしても、総務省へ届けるのは全体設計が要るわけですから、全体設計を届け出る中で海岸線だけに同報系を設置するという形になろうかと思うんですけども、その辺は当初見積金額よりも高くなるのか、現行で大体いけるのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁願います。 高山市長公室長。 ◎市長公室長(高山豊彰君) 当初260メガヘルツで単独での設計を行ったときの試算としては、約8億円というふうに聞いております。 それから、今手元にあります見積もりとしましては、これも概算でありますけども、260メガヘルツの親機を生かして、親局から子局へは60メガヘルツ、移動系は260で動いて、同報系については60に送るというような形での形で、約13億円程度というふうな金額は聞いております。それはあくまで概算であります。 以上です。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 私なんかがまだ議員でおったときに、陳情にいろいろ片山先生なんか総務省関係でお邪魔したころは、補助率も4割、ちょうど東日本の震災の後でしたから、補助率も高かったんですけど、今でしたら三十二、三%ぐらいの補助率、部分部分によって補助率が変わるんですけども、今で見ると概算3割ぐらいと見ていいんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁願います。 高山市長公室長。 ◎市長公室長(高山豊彰君) 申しわけありません。補助率については私は承知しておりません。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) それは先のことですからいいです。それで、吉永が今言ったようにかなり古くなっていると思うんです。日立だったと思う、僕も機器を見に行ったんですけど、屋内と屋外にあって、屋内はいわゆるラジオタイプがあってという話でしたけども、相当老朽化して、部品があるのかなあということで心配して、僕七、八年前に質問したときは、まだありますという話だったんですけど、メンテナンスは費用が上がっているからメンテナンスはしていると思うんですけど、その辺部品とかというのは大丈夫なんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高山市長公室長。 ◎市長公室長(高山豊彰君) 吉永地区の防災無線についても、定期的に点検を行っております。その中で吉永地域においては、戸別の屋内の受信機も設置しておりますが、それにつきましては現在部品はないというようなことでお聞きしております。 そのほか、親局と屋外子局については、消耗品等は今でも交換はできていると、それからバッテリーについても点検の際に不良があれば、それは交換しているというような状況であります。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) とすると、移動系ではなしに、同報系の周波数で導入となると、日生と吉永のアナログに飛ばすときは、周波数がほぼ一緒ですから、一波に統一して、例えば61.2なら61.2メガヘルツにしてインターフェースで変換を考えているのか、親機にその機能を入れると多分2,000万円ぐらいかかると思うんですけど、それはまだこれからの検討課題なのか、その点だけ、検討課題は検討課題でいいですから、お答えください。
    ○議長(立川茂君) 答弁願います。 高山市長公室長。 ◎市長公室長(高山豊彰君) 先ほど御質問にあります変換につきましては、いろいろと方式があるというふうには聞いておりますので、まだこれから検討していくと、経費等も含めて検討するという段階であります。 以上です。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) それでは、市長、防犯灯の件、市長もよく歩かれて備前もよく回られているんで、そこそこの区長さんからお伺いしていると思うんです。一気に一気にというわけには、財政も厳しいのは事実ですから、なかなか難しい面はありますけど、今いかにも何か全体から見ると少ないように思えるんで、今すぐ、じゃあということは言えないかもしれないですけど、少し全体像や区長さんの意見も聞きながら、前向きに検討してもらえないでしょうかということをちょっとお聞きしたいんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) この件につきましては、随分要望もあるようでございますので、早急に検討して、できれば補正など考えさせていただいたらというふうに思っています。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) ありがとうございます。ぜひ前向きな御回答いただきまして、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 教育長ね、選手権というのは何か時期尚早というのもわからないんではないんです。ただ、私もこの前、見学して思ったのは、生徒さんのモチベーションを上げるということも一つで、多分今までの経過はホームページにあるんで見ました。各学校ごとにそれぞれ出して、かなり温度差があります、正直なところ。それはもう先生もよく御存じだと思います。でも、せっかくあれだけの巨額の投資をして入れたわけですから、何かモチベーションを上げるということの中で、例えば大きい、クラスの大きい学校だったら、学校の中でもできるし、例えば先生に僕はこれ以上負担かけれないんだけど、先生間での交流と、人がいないからできないと多分おっしゃると思うんです。それは僕はようわかっております。わかっていますけど、その辺は例えば少し予算をとって、臨時職員を少しふやすなりして、もう少し前向きに検討していただきたいということと、実務を担当している部長に少しその辺、前にもちょっと御質問したんですけど、言ってみれば、これからライフが切れてきますよね。ライフが切れてきます。その辺の検討をされているということでしたけども、ここ1年の中でパソコンをそのまま活用するのか、タブレットをどうするのか、更新かけるのか、あるいはもうちょっと制約した中でやるのか、やっぱり7年ぐらいが限度かなと思いますので、その辺は、この前その辺は余り詳しく聞けなかったので、その2点、ちょっと教育長と部長にお聞きしたいです。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) ありがとうございます。子供たちのモチベーションをということなんですが、ICT能力をそれぞれの発達段階に応じて到達目標を設定して、それぞれの学校で能力にたどり着くように取り組んではいます。今言われたように、学校によって本当に非常に温度差がありますので、機は熟してないという言葉を使わせていただきましたが、子供たちのモチベーションを高めるというのは非常に大事なことで、例えばICTの活用の発展としてロボットコンテストというのがある。公的なものと、それから民間がしているコンテストがありますが、そういったものに積極的な参加を促すであるとか、それから新学習指導要領の中で、プログラミング学習教育というのが始まります。そういったものでプログラミングのチャレンジというので、山陽新聞社のほうがそういった企画をしておったりしますので、そういったことへの参加を通して少しでも子供たちのモチベーションが上がればというふうに思っております。 あとの質問については、部長のほうがお答えします。 ○議長(立川茂君) 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) ICT機器の計画的な整備という、今後の整備についてということだと思います。それぞれタブレットですとか、パソコン教室のパソコン、これの年度も更新の時期を迎えておるということで、新たな計画づくりにこれから着手したいと思っております。その際には、教育委員会内では整備を担当する教育振興課に加えまして、教育の中身を担当する学校教育課とよく連携して取り組むことはもちろんのことながら、やはり学校の意見ですとか、あるいは今の使用の実際の状況などをよく踏まえながら、本当に必要な整備を進めていきたいと考えております。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) ありがとうございます。ぜひその辺を、教育長は現場へよくおられたので、私も尊敬もしておりますし、期待もしているわけでありますので、よく現場の先生方の声をよく聞いていただいて、ぜひ部長ともども進めていただければありがたいなあと思っています。 もう一点、ちょっと気になっておりました〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇その辺いかがでしょう。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) せんだっての教育委員会会議のほうで、旭東地区の教科書採択協議会のほうへ復帰してはどうかという意見をいただきまして、これから関係の市町の教育委員会との話し合いというか、協議に入る予定でございます。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) ありがとうございます。〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(立川茂君) 以上で沖田議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 以上で通告を受けた質問は全て終了しました。 これをもちまして一般質問を終わります。 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午後2時07分 休憩     午後2時23分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 沖田議員から発言取り消しの申し出がありますので、この際許可します。 7番沖田議員。     〔7番 沖田 護君 登壇〕 ◆7番(沖田護君) 先ほど再質問の中で不適切な質問がございましたので、謹んでおわび申し上げ取り消させていただきます。教育長への質問の中で、通告していない部分がございましたので、取り消させていただきます。申しわけございませんでした。 ○議長(立川茂君) 沖田議員の発言が終わりました。 ただいまの取り消しの申し出について御異議はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、ただいま申し出のありました取り消し部分については後刻会議録調製段階で精査の上、調製いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 日程2、これより議案及び監査報告の質疑を行います。 それでは、質疑通告に従い、発言を許可いたします。 まず、議案第65号から議案第72号までは質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第65号から議案第72号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、議案第73号備前市地方活力向上地域特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。 中西議員の質疑を願います。 14番中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 内容としましては、細部説明を読めばわかるわけでありますが、私はこの対象予定の企業があるのかどうなのか、この1点だけお伺いさせていただきます。 ○議長(立川茂君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤行弘君) 中西議員の備前市地方活力向上地域特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についての御質問にお答えいたします。 制度の内容としましては、企業の本社機能移転等に対して固定資産税の均一課税の措置を講ずるものですが、現在のところ対象予定の企業はございません。今後、規定に基づく計画が認定された場合は、特例として適用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 中西議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第73号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、議案第74号については質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第74号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、議案第75号備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。 掛谷議員の質疑を願います。 11番掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) それでは、議案第75号について質問させていただきます。 ここでは新たに定期乗車券をフリー定期乗車券に拡大するというか、そういう形で出てきております。3点質問したいと思います、質疑をします。 収入の増減見込みはどうなのか。 2つ目には、利用者の見込みについてはどうなのか。 3番目には、販売方法についてお尋ねいたしたいと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) それでは、掛谷議員の備前市営バス条例の一部改正についての御質問にお答えをいたします。 1点目の収入の増減はどういう見込みかについてでありますが、推計に当たりまして平成29年度の市営バス料金収入の内訳を見ますと、現金が約71%、回数券が約23%、1日乗り放題券が約4%、定期券が約2%となっております。今回の改正により、これまで回数券を利用されていた方が価格も下がり、使いやすい定期券のほうに移行されることが想定されますので、改正後、一時的には料金収入は減少することも予想はされるというところでございます。 それから、2点目の利用者はふえるのかについてでありますが、これまでの路線ごとに購入していただいておりました定期券をフリーの定期乗車券としております。利用者にとって使いやすさが向上して、利用者増につながるとともに、多少なりとも料金収入落ち込みを補うことも想定をしております。 3点目の販売はどうするのかについてでありますが、定期点の購入はこれまでどおり本庁、日生及び吉永総合支所、三石及び三国出張所、それから市営バス管理事務所を予定をしております。 以上でございます。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 掛谷議員の再質疑を願います。 ◆11番(掛谷繁君) 今収入の増減、一時的には下がるということについてですが、定期券の場合、例えば学生定期券の場合は一月で7,200円、フリーになりましたら一月で2,400円、3分の1程度になるんで、そういう意味で一般であれ高齢者であれ、学生であろうが、それだけぐんと下がるという意味では、当然一時的には下がってくるんかなと。ただ、これが周知されてくると、利用者がふえることによってふえてくるんではなかろうかという算段はわかります。そういう意味で、非常にまだ先行きが収入の部分が不透明なところもありますが、どういったことでこの金額が定まってきた、3分の1にしたのかというのが、収入が減になるというところで、3分の1になった根拠なんかはどうだったんですか、教えてください。 以上です。 ○議長(立川茂君) ただいまの再質疑に対する答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) この価格の設定につきましては、るる検討してきたわけなんですけども、現行のJRとかバスの料金、そのあたりを見まして、1回当たりどのくらい乗るだろうか。例えば20日間利用する、通学だったら何日利用する、そういう算定の中でこのあたりでスタートしようということで、今後改正後の定期券の普及によって多くの人の外出機会が増加して活性化することを狙っているわけなんですけども、その後の改正後の利用数、料金収入の推移を見ながら、またこれも参考に、利用者の意見も参考にして見直しもしていきたいということで、スタート時の設定としてこういうふうにしております。 ○議長(立川茂君) 掛谷議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第75号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、議案第76号備前市立備前焼ミュージアム設置条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。 掛谷議員の質疑を願います。 11番掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) それでは、議案第76号についての質疑をさせていただきます。 1番目には、ギャラリーを貸し出すことになった理由についてお伺いしたいと思います。 2つ目には、22ページに基本使用料、1日8,640円とした、この根拠についてお知らせ願いたいと思います。 3つ目には、4階にこれを貸し出すわけですが、今展示しているものがございます。そういったものを利用する際、ギャラリーの展示品はどういうふうにされて、この4階を提供していくのかについてお伺いしたいと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) それでは、備前焼ミュージアム設置条例の一部を改正する条例の制定に関する御質問にお答えいたします。 1点目のギャラリーを貸し出すことになった理由についてでございますが、施設の有効活用を図るとともに、さまざまな芸術文化に触れる機会の提供及び入館者の増加につなげるということが理由でございます。現在、1、2階部分につきましては、常設展、また企画展を開催しております。3階は人間国宝、県無形重要文化財登録作家の作品を展示してございます。4階部分につきましては、物故作家の作品を展示しておりますけれども、この部分の活用がかねてから課題となっておりましたので、このたびこの部分を貸しスペースとすることとしたいというものでございます。 それから2点目に、基本使用料8,640円の根拠についてでございます。こちらは市内文化施設、加子浦歴史文化館であるとかになりますけれども──や近隣市町の文化施設の規模や利用料を参考にして算定をいたしたものでございます。 3点目、現在4階に展示されている作品についてはどうなるのかということでございますが、こちらにつきましては、ギャラリーとして使用する際には、ミュージアムの倉庫へ一旦収納するということを考えております。 以上です。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 掛谷議員の再質疑を願います。 ◆11番(掛谷繁君) いい話だと私も思っておりますので、反対というようなことではないんですが、ギャラリーの貸し出しする、詳細的な規約というのは、例えば備前焼ミュージアムですので、備前焼に関係することを目的にというのが本来でしょうけれども、例えば写真展であるとか、絵画展であるとか、もちろんそういったものも含んだものも考えておられるのかどうか、そういう意味では規約等が必要であろうかと思いますが、これができたらつくられて、そういうことはつくられるんでしょうけども、備前焼に関係なしにそういうことがオーケーだということで理解してよいのかどうか、規約はどうなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(立川茂君) ただいまの再質疑に対する答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) もともと備前焼ミュージアムの設置目的といたしまして、市民の備前焼その他芸術文化に関する知識及び教養の向上並びに芸術文化の創造及び発信に寄与することとしておりまして、備前焼以外の芸術文化作品も展示できるようにしたいと考えております。 また、実施に当たっては、規定を整備する必要がありますので、そういったことも今後進めていきたいと考えております。 ○議長(立川茂君) 掛谷議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第76号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、議案第77号備前市生活環境と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の制定についての質疑を行います。 中西議員の質疑を願います。 14番中西議員。 ◆14番(中西裕康君) それでは、私はこの議案第77号備前市生活環境と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について質疑を行います。 まず第1に、24ページの第1条、ここで生活環境に及ぼす影響ということが書かれてあります。この影響とはどういうものがあるわけでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 続きまして、25ページ、第3条。ここで市は、この条例の適正かつ円滑な運用を図るよう必要な措置を講じるものとする。この必要な措置を講じるというのは、何をされるのかお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、第4条。ここで第4条では、途中2行目から読みますと、関係法令及びこの条例を遵守し、生活環境への被害を未然に防止する措置を講じなければならない。この必要な措置とはどういうことを意味するのか教えていただきたいと思います。 続きまして、第4条……。 ○議長(立川茂君) 6条。 ◆14番(中西裕康君) あっ間違えたかな。第3条、もう一回。 再度、第3条は、この条例の適正かつ円滑な運用を図るよう必要な措置を講じる。この講じるとは何か。 第4条は、この関係法令及びこの条例を遵守し、生活環境への被害を未然に防止する措置を講じなければならない。この防止措置とは何か。 続きまして、2項の事業等の内容について近隣関係者及び地域住民、この近隣関係者とはどういった人たちを指し示すのかお聞かせ願いたい。 第6条、この条例の規定は、発電出力が50キロワット以上の太陽光発電設備をということが書かれてあります。ここで私は2点お聞かせ願いたいと思います。 1つは、なぜ50キロワットなのか。そしてまた、面積では幾らぐらいなものになるのかお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、第8条、事業主は前条の規定による事前協議が調ったときは、近隣関係者等に対し事業等を説明しなければならないというふうに書かれてありますが、一般に説明者が説明会を開いたと。しかし、聞きに来た住民は1人だった。意見は何も出ませんでした。あるいは、反対意見がありましたと。こういう場合はどうなるのか。要件を満たせば別に、その反対意見はあっても別に構わないということなのかどうなのかお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、26ページの第14条、ここも事業主等に対して適切な措置を講じるよう指導または助言を行うことができる。ここでこれはできる規定であります。しなくてもいいわけであります。罰則規定がないという問題。それから、専門家、助言を行うべき専門家が備前市にはいるのかどうなのかお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、27ページの第14条、期限を定めて適切な措置を講じるよう勧告することができる。これもできる規定であります。しなくてもいい。ここでこの勧告の効力というのはいかがなものかお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、第15条、ここで最後のところに、最初のその名称及び代表者の氏名並びに主たる事務所の所在地並びに当該勧告の内容を公表することができる。公表とはどこに公表するのか。どんな効力があるのかお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、第16条、この公表内容及び公表の事実を国に報告することができる。国に報告とはどのような効力があるのか、またできる規定は何を意味をしているのか。そして、この条例全体を見まして、申請の窓口と規制窓口が一緒になっています。どうしてこれは一緒なのか。本来ならば、別々の窓口で行われるものがここでは同じセクションで行われている。申請と規制が一緒になることがあり得ないと思います。 続きまして、法律を遵守していれば、どこにでも建設が可能なのではないか。住民の反対の意思はどこでくみ上げられるのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(立川茂君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 平田産業部長。 ◎産業部長(平田惣己治君) それでは、議案第77号備前市生活環境と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の制定についてに対する中西議員の質疑にお答えをさせていただきます。 まず、24ページ、第1条の生活環境に及ぼす影響とは何かでございますが、樹木の伐採等による自然環境への影響、太陽光パネルの設置等による景観、眺望への影響、太陽光パネルの反射光等による住環境への影響、土地の形質変更に伴う防災機能の低下、その他これらに類する周辺環境への影響のことであります。 次に、25ページ、第3条の必要な措置とは何かについてでございますが、条例に規定する権限を適切に行使することのほか、条例制定後においても、状況に応じて条例の改正等必要な措置を講ずることであります。 次に、第4条の防止措置とは何かについてでございますが、事業主等に対して関係法令及びこの条例のほか、国や民間団体が作成したガイドラインにより求められている措置をいいます。 次に、同条の近隣関係者等とはについてでありますが、近隣関係者及び地域住民のことであり、まず近隣関係者とは事業区域に隣接する土地等の所有者並びに建築物の所有者及び居住者をいい、地域住民とはその区域に事業区域を含む区会、町内会等の区域に居住する者をいいます。 次に、第6条でなぜ50キロワットなのかについてでありますが、土地の区画形質の変更により事業地周辺に影響を与える程度は、太陽光発電設備の事業規模に比例して増大をします。一方で、土地所有者は自己が所有権を有する土地について自由に利用管理できるのが原則であり、また太陽光発電設備の設置は、国が推進をしているといった背景もあり、生活環境と事業の調和の観点に立って適用範囲を検討した結果、発電出力が50キロワット以上としたものであります。 次に、この50キロワットでじゃあ面積が幾らかについてでありますが、面積は適用基準には採用しておりませんが、参考までに50キロワットの施設であれば、おおよそ500平米から700平米が必要となってきます。 次に、第8条の説明しなければならないとは、反対意見があったらどうするのかということについてでございますが、事業者は事業に先立ちまして、生活環境への影響を防止するために講じる措置の具体的内容を中心に、市長との協議により定められた事項を近隣関係者等に対する説明会等を開催して理解を求める必要があります。また、近隣関係者等から不安、疑問、反対意見が提示された場合には、当該不安等の解消、軽減を図るために、さらなる理解を得られるよう対応する必要があります。仮にそれでも合意を得られなかったとしても、事業の実施については基本的には進められるということになります。 次に、26ページ、第14条の適切な措置を講じるよう指導または助言を行うについてでありますが、事業主等が本条例を遵守していないと認められる場合、その他本条例の目的を達するために必要と認められる場合には、事業主等に対して指導または助言をすることができるということであります。 次に、罰則規定がないについてでありますが、本条例を遵守せず、勧告したにもかかわらず、従わない場合は、内容を公表することとなり、再生可能エネルギー、電気の調達に関する特別措置法による認定の取り消しにつながる場合があることから、本条例案ではこうしたことが抑止力があると考え、罰則規定は設けておりません。 次に、専門家はいるのかについてでありますが、太陽光発電設備の技術についての専門家は在職しておりませんが、届け出等が提出をされましたら、関係部署において精査をし、必要に応じて指導、助言を行います。 次に、27ページ、第14条の勧告の効力はについてでありますが、本条例によって職員に権限が付与されており、これに基づき勧告を行うもので、正当な理由なく従わない場合には、公表の対象となり、国へも報告できることとなります。 次に、第15条、公表はどこにについてでありますが、市役所及び各支所の掲示板、市のホームページへの掲載、その他適当と認められる方法で行います。 次に、どんな効力があるのかについてでありますが、事業主等が適切な措置を講じないことへの抑止力としての効果を期待するものであります。 次に、第16条の国に報告とはどのような効力があるのかについてでありますが、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法の適用を受ける事業主が本条例に違反した場合、本条例による措置のみならず、経産省による指導及び助言、改善命令及び認定取り消しの対象となる場合があります。こうしたことから、市は本条例第15条による公表を行った場合には、国に対して報告ができることとしております。 次に、またできる規定は何を意味しているのかについては、公表した時点で勧告をした内容が是正される可能性もございます。こうした可能性も踏まえ、必要に応じてできるとしたものでございます。 次に、申請の窓口と規制の窓口が一緒であるのはなぜかということでございますが、一般的には規制のルールをつくっている部門が申請も窓口として受けるというのがごく普通ではないかというふうにこちらとしては考えております。 次に、法律を遵守していれば、どこでも建設が可能なのではないかについてでございますが、本条例では設置箇所についての規制というものはございませんが、他法令による規制は可能性があります。 最後に、住民の反対意思はどこでくみ上げるのかについてでありますが、本条例は近隣関係者等への事業の説明を規定しており、説明報告書の提出を求めることになります。説明報告書の中では、反対意見があった場合についての対応も報告されることになり、この場合は必要に応じて市が事業主と近隣関係者等との調整を図ることになります。 私からは以上です。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 中西議員の再質疑を願います。 14番中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私はそれでは3点お尋ねをしたいと思います。 1つは、第4条のところでの国、民間のガイドラインというのはどういったものがあるんでしょうか。 それから、第4条の近隣関係者でありますが、私は2つの事例をこれまで経験してまいりました。1つは、産廃業者の方が大きな土地を買って分筆をして、産廃をつくるところだけが産廃をつくる。しかし、分筆したところ、周りにころころころころとつくってしまう、近隣関係者との関係では、説明会は終わりましたと、これがされてしまう例が三石で過去にありました。それから、これでも近隣関係者と言ってしまうのかどうなのか。 それからもう一つは、産廃の中間処理場がある町内会に設置されました。しかし、そこから流れる排水は別の町内会に影響があるところがありました。だから、設置した町内会の同意は得た。しかし、その水の流れる下の町内会には全くお話がありませんでした。これでもこれは近隣関係者と相談しなくてもいいのかどうなのか。これは伊里地区で私が経験した産廃業者でありました。その近隣関係者というのはどうなるのかお聞かせ願いたいと思います。私はそれを含めて実際にはならないといけない。これは産廃の水の問題でありましたが、先ほどの生活環境に及ぼす影響ということになると、防災だとか景観、そういうもの、あるいは住まいに関するところ、一つお伺いしているのは、それができたことによってパネルの光が反射をして、家に当たって暑いと。これは町内を私はまたぐところが物としてはあるんだろうと思うんです。だけど、町内会ではそれでよろしゅうございますということになってしまうといかがなものかというのが気がかりなところです。 それから3点目は、50キロワットなんですが、面積でいうと大体500から700平米という御説明でしたが、先日、伊里地区で一つ問題になりましたのは、これより狭いところで計画がありました。あって、そこの町内会はびっくりして業者を呼んで話をしたと。だけど、要は住宅地のすぐ横なわけです。だから、住宅地のすぐ横ですから、広い土地ではない。もう使っていない駐車場の土地をそういうパネルをつくることになった。しかし、住宅地の中ですから、隣は民家なんです。民家としてはそういうものが来られてはいかがなものかということで御意見が出たと。そういう住宅地の中につくられる、これはワット数、あるいは平米数からしたら大変小さいものになるんですけども、住環境に与える影響というのは大変大きなものがある。あるいは、大きな山の中につくることよりも、住環境に対する影響は大きいと言わざるを得ない。50キロワットというところで設定していいものかどうなのか、もう少しそこはワット数ではなくて、住環境というところで影響額の大きいところをくみ上げるのが筋じゃないかというふうに思うわけですが、その点はいかがなものでしょうか。 このように恐らくこの条例そのものが規制について、制定について今回このような形で制定が出てくれば、これが通ってしまえば、これでもう有効で、これ以外は全部オミットされるということになると、大変私はそういったトラブルが今後起きてくるんではないかということで懸念するところから質疑をするわけであります。 以上です。 ○議長(立川茂君) ただいまの再質疑に対する答弁を願います。 平田産業部長。 ◎産業部長(平田惣己治君) まず、関係法令とガイドラインについてでございますが、関係法令といいますと、太陽光設置をすることに伴って関係をしてきそうな法令、さまざまにございます。森林法ですとか農地法、県の景観条例ですとか、国立公園法、そういった関係しそうな法令のことをここでは言っております。 それから、ガイドラインについてなんですけども、これは経済産業省のほうが太陽光発電の技術的な基準を示したものでございます。民間のものというのは、さらに経産省のものをもっと技術的に詳しく掘り下げたものというものでございます。 それから次に、近隣関係者の点でお話がございましたけども、今回の条例では近隣関係者等への説明をするというのは、隣接の地権者等だけでなく、その事業区域が含まれる区会全域の話でございますから、その事業区域の隣接地だけを仮に買収したとしても、結局その区域全体、町内会全体への説明が必要になるわけでございますから、仮に周辺を買って、じゃあそれで地元への説明なく勝手に事業ができるかというと、そういうものではないかというふうに思います。 それから、近隣への影響ということで、一つ下流域ということがお話として出ましたけども、基本的には一町内会の区域の中というのが説明の対象ということにはなるわけなんですけども、そのあたりはある程度現場の状況に応じてケース・バイ・ケースということにはなるんではないかと思います。例えばちょうど字界といいますか、隣の町内会の境に事業所があって、その隣に家等があって、その影響がありそうなのに、隣の町内会だから説明は要らないよということにはならないんではないかなと思いますし、その一方で、川の下流域を全てじゃあ対象として説明をするのかといえば、これは現実問題、海まで全部ということになりますから、現実問題できることでもございませんし、その辺は状況に応じてということになろうかと思います。 特に家屋の密集したところでできた場合、近隣への影響が大きいんではないかということでの御懸念でございますが、これはごもっともだと思います。ただ、今回50キロの基準を設定するに当たりましては、こちらなりに類似の事例などを調べたり、いろいろ調査もした上で決めたものでございます。実際国のほうが太陽光といいますか、再生エネルギーを推進をしているというような背景もございますし、余り小規模なものまで規制をかけるというのは、最初のほうで申し上げましたけども、地権者の方が土地を利用される上での財産の活用する権利というものを阻害をしてしまうという懸念もございます。いろんな調整の中で検討した結果として、50キロワットの線引きが妥当だろうということでこちらが判断をしたということでございます。ですので、これ未満のものについては、この条例が適用されないということではございますけども、実際に事業者の方には、もしこちらで情報をつかむことができれば、条例の考え方にのっとってしてくださいよというお願いはしていく必要があるのかなというふうには思っております。 御懸念の点ごもっともでございまして、地元の方にすれば、規制の緩い中で事業者が不適切な事業をやって迷惑をこうむるというようなことにならないかという御懸念を持っておられるんだろうというふうに思いますけども、今回の条例の中で市の責務というものも明確にしております。事業者と地元との間に入って調整をしていくと、それで円滑に事業を進むようにと、なおかつトラブルが起きないように、周辺の環境に悪影響を与えないようにというようなことで、市のほうでしっかり調整をしていきたいというふうに考えておりますので、そういうことで御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 中西議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第77号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、議案第78号から議案第93号までは質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第78号から議案第93号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、議案第94号字の区域及び名称の変更についての質疑を行います。 中西議員の質疑を願います。 14番中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 細部説明を読んでみましても、よくわかるわけでありますが、なぜここの名称が変わるのか、その理由についてお尋ねをさせていただきます。 ○議長(立川茂君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 平田産業部長。 ◎産業部長(平田惣己治君) 議案第94号字の区域及び名称の変更についてに対する中西議員の質疑にお答えさせていただきます。 今回提案をしております箇所につきましては、つつじが丘の最初の造成事業をした際、地権者の方の事情によりまして買収できず、未整備で残っていたものを平成28年になって地権者の方の事情が変わり、御協力がいただけるということになったために買収をさせていただいて、造成工事に着手をしたものでございます。 この当該土地も含んだ一帯を7区画分の造成地として今回工事をしまして、工事が完了しましたので、これから分譲へ向けて一旦合筆をした後、造成区画に合わせて分筆をしていくということになりますが、今回の買収した土地につきまして、ここだけが字名が周辺と違っております。このままでは合筆の作業ができないということで、字名を周辺のものと同じものに変更するということで、このことについて議会の議決が必要となりますので、今回提案をさせていただいたということでございます。 以上です。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 中西議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第94号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、議案第95号伊部地区幼保一体型施設整備工事の請負契約の変更についての質疑を行います。 川崎議員の質疑を願います。 13番川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、事前に通告しておりますが、沖田議員の質問で増額の内訳については説明がありましたので、省略させていただきます。 それでは、残り2点について質問したいと思います。 掘削土地改良及び地中障害物撤去工事費用ということでありますが、私は工事現場の前を日常的によく通っておりまして、支障なく淡々と工事が進んだ印象があります。一体いつこの工事は終わったのか、そしてまたなぜそういった軟弱の土質が出たとか、障害物が出たということであれば、1,530万円、150万円ぐらいなら現場まで見に来てくださいということは必要ないかもわかりませんけれども、1,530万円もの費用増になるのに、土台工事が終わる前になぜ所管の委員会へ問題提起あり、現場など確認する必要があったのでは、なぜそういうことがないのかお聞きしたいと思います。 そして2点目ですが、先ほどの沖田議員の質問の中ではっきりしてきていますけれども、同じ宮崎設計さんがやったということで、随意契約でより同じような形式の建物だということで、設計料も、工事料は安くなるとは限りませんけど、設計料はより簡略化して安くなる可能性があったということで随意契約だったと。そういう流れからしますと、現実に吉永では同じレベルの建物ができているわけで、内装工事が問題があったというようなことを全然聞いていません。今回も昨年の9月ということであれば、丸1年がたっています。先ほどのやりとりでは、時間がなかったなどと言っていますが、新市長になって9月まで6カ月間、そして契約後はや1年が過ぎる。そういう中で吉永でやったような事例の内装であれば、十分であったんではないかなあと思います。改めて3,875万円、これは完全な設計ミスではないかなあというふうに思われるんですが、そういう点について申しわけないで済む金額ではないと。特に契約当時の予定額7億3,786万円という予定価格から、今度の増額を足して割ってみると、その当時が89%台での落札率でしたが、この増額をしますと97.7と、まさに今新庁舎が97.7という増額になっている。それと同じような偶然かどうかわかりませんが、余りにも似通った予定価格目いっぱいの建物を建てようなどというのは、私は執行部の姿勢として大問題だと。これだけ金がない、金がないと言っているのに、公共事業になったらなぜこんなに増額するようなこと、設計ミスというのをたしか執行部ありました。設計屋に設計ミスの代償の賠償責任は追及しないんでしょうか。その点含めて答弁お願いします。 ○議長(立川茂君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) それでは、伊部地区幼保一体型施設整備工事の請負契約の変更に関する質問にお答えいたします。 まず1点目、掘削土の土地改良及び地中障害物撤去工事がいつ終わったのか、またその説明が遅くなっているのはなぜなのかということです。この工事につきましては、本年4月11日に土質検査の完了をしております。 説明が遅くなりましたことにつきましてですけれども、工事は既に終了しておるところですけれども、工事費の積算及び内容の精査に時間を要したために報告の時期を逸したものでございまして、結果として議会や委員会への説明がおくれてしまいました。今回の議案に載せておりますところで、また詳しく説明させていただきたいと思います。 それから2点目、内装及び外構工事についてでございます。それは設計ミスなのかということと、それからまた落札の金額の問題、さらにはその責任ということでございます。 今回の内装及び外構工事の変更につきましては、当初設計に含めるべき内容の欠落も多くございます。また、これに加えまして工程会議を実施し、工事を施工する中で園関係者等の意見を反映させた工事内容の変更、追加の取りまとめが完了いたしましたので、このたびの契約変更を締結するものでございます。 また、落札額の問題ですけれども、当初の本工事の設計金額につきましては7億9,688万8,800円、契約額が7億1,150万4,000円ということで、落札率が89.285%でございました。今回の契約変更の金額につきましては6億2,000万円余り(「6,200万円余り」と後刻訂正)ということですけれども、この金額につきましては、市と事業者との協議において落札率89.285%を考慮して決まった金額となっております。また、変更内容に伴いまして設計金額自体が変わってまいりますので、落札率が変更になることはございません。 それから最後に、責任ということでございますけれども、まず1つには、宮崎建築設計事務所につきましては、現在この工事の施工監理業務の委託先となっております。その業務を遂行する中で、資料提出のおくれであるとか、報告の遅滞であるとか、不誠実な行為が見られるところから、指名委員会におきまして協議の上で、厳重注意の通知をしたところでございます。 以上です。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 川崎議員の再質疑を願います。 13番川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 再質疑させてもらいます。 土質検査は4月に終わったということですが、私は見る限り順調にいっていますんで、十分に、5月に選挙がありましたけど、契約したのは以前の我々議員の権利というのは5月末までありましたから、1,530万円も変更になるようであれば、土質に問題があるとか、障害物を見てくださいとか、委員会にそれぐらいの現場確認して追加が出そうです、よろしくというぐらいの挨拶があっていいんじゃないか。なぜそういうことをしないのか、その点が非常に疑問でありますし、検査以後、実際の土木工事というのは結構時間がかかっていますよね。新しい穴を掘ってちゃんと鉄筋を打ち、コンクリを打って、鉄骨が建つ前も、毎日もじゃないですけど、1週間に1回以上ぐらいはあそこの前を通って西へ行くときには、交差点が込むんで、ああ順調に立派な建物が建っているなあと、誇らしげに現場を通過しておりました。何で一言そういうことがないのか。そして、時間が見積もりにかかったと言っていますけど、工事がすいすいいっとんのに、見積もりも何もありゃへんですよ。そんなもん何日分日程で重機と何かの使用料が要ったとか、削岩機で特別な工事が要ったのは何日だと、そんなもん何カ月もかかる問題じゃない。何カ月もかかるんであれば、見積もりが終わって工事すりゃいいじゃないですか。そういうことはしないということは、順調にいっとって、私はどうも何かこういう言い方は失礼ですけど、工事金額を上げるためのような行為じゃないんか。今完全に終わって建物が建っとんですよ。その段階にまで一言も、6月に行っても、そのころには終わってますよ、初めて委員会へ発表したときにも。そういう設計監理しておる宮崎設計と担当部署の職員はどうこの問題を捉えていたのかお聞きします、1点目です。 2点目は、先ほどの討論の中で透水性のアスファルトとか言っていましたし、ガラスが何とかかんとか言っていましたけど、駐車場というのは透水性、たしか普通のアスファルトと比べて2倍か3倍の単価ですよ。駐車場にそんなもんが要るんかなと、水がたまるようでありゃ、少し1度か2度か3度か、専門的には忘れましたけど、傾斜角度をつけた駐車場にすれば、水はたまらないんですよ、普通のアスファルトで。そういうことを本気で検討して、こんな4,000万円近い増額を要求してくるなどというのは、どう考えても理解できないし、外構工事についても、吉永の実績があって最終的な完成して全く吉永はそれじゃ外構工事も庭も何もないのかなと、外からしか私は見ていませんので何とも言えませんけど、同じ設計屋がやっているなら、同じような金額で、逆に言えば同じ備前市の幼保一体施設なら差別をするようなことはやめてほしいと。ああ思い出しました。フェンスが1.2メートルから1.5メートル。じゃあ、吉永も予算要求して1.2メートルを1.5メートルに変更する予定があるんですか。それ含めて答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(立川茂君) ただいまの再質疑に対する答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) それでは、再質問の掘削土改良、地中障害物撤去工事の説明がおくれたことについてのお答えになります。 まず、先ほど申し上げておりますとおり、工事費の積算、内容の精査に時間を要したために報告がおくれたということでございます。また、見積もり後に工事をすればよいのではないかということでしたけれども、工程上、本工事を速やかに行わなければ工期が延び、開園時期がおくれるというような状況の中で、取り急ぎ着工させていただいたというところです。 また、そのような状況の中で6月21日に厚生文教委員会において主な作業内容について説明をさせていただいたわけですけれども、確かにそれよりも前の時期に何らかのタイミングで御説明することができればよかったかというふうに反省しておるところです。 それから、2点目の外構工事に関することです。アスファルトの仕様の変更ということですけれども、このあたりは利用者の利便性を考慮したものということでございます。 また、吉永のフェンスにつきまして、現在のところでは特に今からフェンスをやり直すというような計画はございません。     〔「議長、現場確認なぜしなかったかという質問に答えていませんので、答えていただいてください。委員会になぜ現場視察させなかったのか」と13番川崎議員発言する〕 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 教育委員会の担当者としては、当然ながら繰り返し行っておりますけれども、その状況につきまして議員の皆様にごらんいただくようにお伝えできなかったのは私の落ち度だと思います。申しわけありませんでした。 ○議長(立川茂君) 川崎議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第95号についての質疑を終結いたします。 次に、何でしょうか。     〔「発言の訂正をさせてください」と川口教育部長発言する〕 ○議長(立川茂君) 許可します。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 済いません。先ほど川崎議員にお答えする中で、今回の契約変更の金額につきまして、「6,200万円余り」と申し上げるところ、「6億数千万円」というふうに申し上げました。大変申しわけございませんでした。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、報告第11号については質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第11号についての質疑を終結いたします。 なお、本件についてはこれをもって議了といたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、備監第14号平成29年度備前市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書についての質疑を行います。 中西議員の質疑を願います。 14番中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 代表監査委員にはお忙しい中、わざわざおいでいただきまして、まことにありがとうございます。私は財政、会計について本当に専門外というところであります。これを読んでみまして、どうしても私も納得いきませんので、おいでいただいた次第であります。 2ページ目の審査の結果のところでありますが、審査に付された各会計の決算、証書類、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書はいずれも関係法令に基づき調製等されており、おおむね適正に表示しているものと認められた。また、予算の執行はおおむね適正に執行されているものと認められた。つまり、帳票、そして予算の執行もおおむね適正であるというふうにここで結果で書いておられます。しかし、その後、12ページからの個別事項のところで、決算書の表示が適正でないもの、それから14ページのところでは、予算の執行が適正でないもの、また17ページのところでは、上段から4行目、3行目から入るわけですが、3行目この備前市健康ポイント事業が適切とは言えない。そして、その後続いて、このほかにも商品の購入に当たり、一定の金額以下になるように分割して発注するなど、28年度の決算審査意見書においても、適切でないと述べた形態などが見受けられたと、こういう御意見が述べられております。 あと消防団の問題とかがありますけども、どちらにしても、先ほど審査結果のところで予算の執行はおおむねに適正に執行されていたとは言いがたいところがこの御意見で指摘をされているわけであります。 では、この審査の結果のおおむね適正というのはどういうことなのか、こちらとの関係でお教えいただけたらというふうに思います。 ○議長(立川茂君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 大森代表監査委員。 ◎代表監査委員(大森浩二君) それでは、中西議員の質疑にお答えいたします。 まず、決算審査にかかわる監査といたしましては、まず重要性等を勘案し、審査の対象を絞り込んで実施しております。そういったこともございまして、決算の内容及び予算の執行の状況が全てにおいて完全に正しいと、適切であるという意味では、こちらの監査意見では述べてはおりません。 先ほど中西議員のほうから御質問いただいたBポイントでありますとか、あるいは決算書の開示内容につきまして誤りがありましたと、そういったことを書いた中でのおおむね適正であるというのがどういったことかという御質問になりますけれども、こちらにつきましては、全体として決算書の全体的な重要性から判断して、その適切性をゆがめるような重要な記載の誤りがなかったということ、予算の執行につきましても、執行状況自体に関する大幅なといいますか、重要な手続、法令等に違反する手続のいきさつはなかったということで、おおむね適正という形で御報告差し上げた次第です。 以上です。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 中西議員の再質疑を願います。 14番中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 大変御丁寧な回答、ありがとうございました。そうしますと、ここの審査の結果では、おおむねという言葉を入れざるを得なかった。おおむねを取り除くことはできなかったというふうに理解させていただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(立川茂君) ただいまの再質疑に対する答弁を願います。 大森代表監査委員。 ◎代表監査委員(大森浩二君) 中西議員がおっしゃられたとおり、決算審査書においては、おおむねという表現をなくすといったことは非常に困難というふうに考えております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 中西議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、備監第14号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、備監第15号平成29年度備前市公営企業会計決算審査意見書についての質疑を行います。 中西議員の質疑を願います。 14番中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は11ページのところで、このグラフのちょっと上ですね、行からすると、3行ほどですけども、今後既存の施設の修繕、更新にかかわる中・長期的な計画を策定などして漏水量を減少させていくなど対策を講じる必要があると。私もこの意見にはごもっともだというふうに思っております。 備前市は平成20年から29年まで備前市水道ビジョンという計画を持っておりました。これが29年で切れる。30年のは私はまだ見ていないんですけども。 まず、この水道ビジョンの総括、反省の上に立って計画を立てていく必要があるんではないかというふうに思うわけでありますが、その点はいかがなものでしょうかという問いであります。 ○議長(立川茂君) 中西議員の、病院はいいんでしょうか。 ◆14番(中西裕康君) 議長ありがとうございます。 続きまして、48ページのまとめのところで、ここで上から6行目のところですね、ここを読んでいきますと、今後長期的に見た場合、市の人口が減少していく中で、患者数も減少していくと考えられ、3病院全てが患者を確保し、利益を出し続けることは、ますます困難となると考えられるというお話があります。私はそうすると、1つは3病院の維持は困難となると、3病院というのを1病院にしなければいけない、あるいは2病院にしなければいけない、そういうようなことをおっしゃっておられるのかどうなのかお伺いしたい。 そこは最後の結論のところとまた少し違った話にはなるわけでありますが、この点はどうなのか。 それからもう一点は、市の人口が減少していく中で、患者数も減少していくと考えられる。この点の私は一度根拠をお示しをしていただければと思います。といいますのは、人口が減少していっていますけども、高齢者がふえていく。医療を必要とする人たちがふえていく。あるいは、医療の地域住民のニーズが多様に、あるいは質が高くなってくる。そういった場合に、病院というのはどうしても命の問題にかかわってきますから、どうしても必要になってくる。確かに人口は減るんですけども、患者数が果たして減るのかどうか、これは私も余りそういった本を読んだこともありませんので、一度お聞かせ願えたらと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 大森代表監査委員。 ◎代表監査委員(大森浩二君) それでは、中西議員の質疑にお答えいたします。 まず、備前市の水道事業会計に関する御質問の件でございますけれども、まず中西議員もおっしゃられたとおり、備前市は29年度の決算審査意見書のまとめにおいて述べたとおり、30年度から水道ビジョン作成に関して、29年度までの問題点、課題等を分析した上で、住民人口の推計、市内における経済活動等の実態に合うよう、持続可能で適切なものとする必要があるというふうに考えております。ですので、有収率につきましても、今後の監査において注視していくとともに、必要に応じてこれまでの総括と評価を検討していきたいというふうに考えております。 2点目の備前市の病院事業会計についての御質問についてお答えいたします。 まず、29年度決算におきましては、3病院全体で利益が確保されているような状況にはあります。ただ一方で、医業収益、病院としての本業部分から生じる収益については、1億円を超える赤字という状況に陥っております。また、3病院の患者数の推移についても、全体としては減少傾向が続いております。 このような状況を踏まえ、病院事業にとっての顧客である市の人口が減少し続けていることは、将来の患者数の減少する要因の一つというふうには考えております。 このような市の人口が減少していく中で、患者数が減少していくというふうに決算審査意見書では述べたところではございますけれども、そのような状況の中で3病院全てが患者を確保して利益を出していくというのは困難になっていくような状況になると。ですので、3病院のまずは事業体制には、事務部門ですとか、契約部門といった部分に関しましては、共通化、一体化をすることでコストの削減ができるのではないかと。ただ、そのような施策を打った上でさらに将来的な人口統計が、減少が続いておりますので、そのような状況を踏まえた上での病院事業会計の検討が必要ではないかということで、決算審査意見書のほうで述べさせていただいた次第です。 もう一点の御質問ですけれども、人口減が患者数の減少になるとの根拠についてでございますが、まず29年度の備前市の人口は27年度と比較すると約3%減少しております。一方で、3病院全体の29年度の患者数は、27年度と比較して約10%減少しています。 患者数の減少につきましては、必ずしも人口の減少によるものとは限らないとは考えておりますが、その大きな要因の一つであると考えて、そのように記述しております。 以上です。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 中西議員の再質疑を願います。 ◆14番(中西裕康君) 私もこの代表監査委員のまとめられました病院事業会計の収益、本業の部分が減っているということが大変大きな問題だと思っています。同時に、監査委員御指摘の経営の合理化と効率化、これを進めることが大切だと思います。そういった点では、こういった手段は打ちながらも、しかし積極的な医療経営展開をしていくということが私は大切だというふうに思っています。 その点では、3病院全てが患者を確保し、利益を出すことはますます困難ではあるかもしれないけども、その困難な上に立って努力をしていくべきであるというふうに私は監査委員の御意見をお伺いしてもよろしいでしょうか。 ○議長(立川茂君) ただいまの再質疑に対する答弁を願います。 大森代表監査委員。 ◎代表監査委員(大森浩二君) では、中西議員の再質疑に対してお答えいたします。 中西議員がおっしゃられたとおり、こちらのより困難になっていくであろうという審査意見のほうですけども、これは統廃合を進めてくださいと、そういったことを端的にお伝えするようなものではなく、おっしゃられたとおり、そういう困難になるであろう状況が差し迫っていると、その中で病院会計のあり方を真摯に検討していただきたいという考えで記述した次第です。 以上です。 ○議長(立川茂君) 中西議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、備監第15号についての質疑を終結いたします。 以上で全議案及び監査報告に対する質疑が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) これより議案の委員会付託を行います。 お手元に配付いたしております委員会付託案件表をごらん願います。 ただいままでに上程されております各議案は、既に審議を終えた議案を除き、委員会付託案件表に記載のとおり、各常任委員会に付託することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員会付託案件表のとおり付託いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(立川茂君) 日程3、請願の上程を行います。 本定例会までに受理した請願についてはその要旨を印刷し、請願文書表とあわせてお手元に配付いたしておりますので、ごらん願います。 それでは、請願第2号については請願文書表に記載のとおり総務産業委員会に付託いたします。 なお、備前市議会の申し合わせにより、紹介議員からの紹介を行います。 請願第2号有害鳥獣駆除活動についての請願の紹介を願います。 15番橋本議員。     〔15番 橋本逸夫君 登壇〕 ◆15番(橋本逸夫君) それでは、ただいま上程をされました請願第2号の紹介をいたします。 提出は平成30年8月29日、提出先は備前市議会議長宛てでございます。請願者は、備前市猟友会備前分会第2班、備前市香登西318の津島誠ほか3名でございます。 請願の要旨は、有害鳥獣駆除活動についての請願ということで、趣旨は備前市猟友会備前分会では、猟期以外の駆除期間は、備前市猟友会の会員55名の一部が駆除班、これは全部で4班で25人程度として駆除活動を行っておりますが、日生分会、吉永分会においては、猟友会会員と駆除班の構成が同一となっている等、有害鳥獣駆除活動体制も統一されていない状況にあります。近年、駆除奨励金増額をいただき、相当数の個体を処理してきましたが、いまだに有害鳥獣による農作物被害、イノシシ等が民家付近に出没し、市民が身の危険を感じていると相談を受けることがあります。さらに、個体数を減少させ、有害鳥獣対策を推進させるためには、駆除班人員を増加させ、多数で駆除活動に当たることが何よりも効果的だと思われます。 また、現在これら駆除班員の高齢化が進んでおり、将来にわたって駆除技術及び安全の狩猟方法を継承するためにも、人数を増加させる必要があると思われます。 現在は駆除班と一般会員の免許更新等の待遇に大きな格差が生じていることも、駆除活動を大きく促進させる妨げとなっているものと言えると考えます。 よって、次の事項に対する特段の対策を講じられるよう請願いたします。 請願事項といたしましては、有害鳥獣対策において駆除頭数の増加及び狩猟技術の継承のため、活動可能な全猟友会会員を駆除活動に参加させる等、市として統一した駆除活動促進に向けた体制づくりに向け、備前市として主体的な取り組みを早急に行っていくこと。 以上でございます。御賛同方よろしくお願いをいたします。 ○議長(立川茂君) 請願第2号についての紹介が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 以上で本日の日程を終了いたします。 この際、お諮りいたします。 明日から9月27日までの13日間は委員会等開催のため休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、明日から9月27日までの13日間休会とすることに決しました。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時38分 散会...